Drivin' with The Devil

主に自作小説・ロック論・マンガ論などを”狭く深く”書いてます。 どうぞ気軽に楽しんでいってください。。。!! 

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サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドサージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
(2009/09/09)
ザ・ビートルズ

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●サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(1967年)



収録曲


1.サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド


ポール・マッカートニーの作品でボーカルも彼。

ポールはベースとリードギターまで担当する活躍ぶりだ。

ホーンセクション後のボーカルにはジョン・レノンとジョージ・ハリスンも加わっている。

ビートルズが架空のバンド”サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド”に扮するというイントロダクション的ナンバーだがザクザクしたリードギターに代表されるブルージーな曲をサイケデリックなアレンジでコーティングしたことで最高にクールなミディアム・ロックチューンとなった。

なお、ステレオとモノラルではSEの大きさやラストのギターの大きさなどでかなりの差異がある。


2.ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ


ポールの作品でボーカルはリンゴ・スター。

前曲との完全メドレーである。

リンゴはここでビリー・シアーズという歌手に扮して朴訥としたボーカルを聴かせる。

歌詞もリンゴという人物をそのまま表したかのような”癒し系”であり、ポップなサウンドと共に温かい気分にさせてくれる。


3.ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ


ジョンの作・ボーカル。

息子ジュリアンの友達であるルーシー(去年亡くなった)が描いた絵を基に作ったとジョンは述べているが、頭文字を繋げるとLSDになるためドラッグソングではないかという物議も醸した。

幻想的なサウンドに導かれてジョンのか細いボーカル(この時期辺りからドラッグや酒の影響で彼のボーカルはどんどん細くなっていく)がこれまた幻想的に歌い上げるまさにこの時期のビートルズにしか作れなかった”サイケ”なミディアムチューンである。

なお、ステレオではスピードが速められキーが上がっており、モノラルではよりゆったりとした印象が強い仕上がりとなっている。


4.ゲッティング・ベター


ポールの作・ボーカル。

トレブルの効いたカッティングギターが印象的なロックナンバーであるが、ドローンやタンブーラの影響で実にサイケデリックな仕上がりである。

2002年から開始されたソロツアーでポールはこの曲を演奏し、原曲に忠実なアレンジで聴衆を驚かせ喝采を浴びた。(俺も生で観て感激した。。。!)


5.フィクシング・ア・ホール


ポールの作品が続く。

自分自身の理想と現実を歌ったポールには珍しい”一人称”のナンバー。

この曲のサウンドも実に幻想的。

ジョージのギターの音色が特にそうだ。

なお、モノラルはエンディングが若干長いのでラストのポールのアドリヴボーカルが長めに聴ける。


6.シーズ・リーヴィング・ホーム


ポールの作でボーカルも彼。

ただ、サビの追っかけ歌詞はジョンの手によるもので、ほろ苦い歌詞と共にペシミスティックなボーカルを聴かせてくれる。

バックの演奏はストリングスのみでビートルズは不参加だ。

ポールのクラシック好きが前面に出た美しいメロディーを持つバラード。

そこにジョンの歌詞が加わったことで一筋縄ではいかない出来映えとなった。

この曲も2002年のポールソロツアーで披露された。

なお、モノラルではテンポ上げられておりステレオと比較すると実に10秒以上も短くなっている。


7.ビーイング・フォー・ザ・ベネフィット・オブ・ミスター・カイト


ジョンの作品でボーカルも彼。

骨董店で見つけたサーカスのポスターに書かれた文言をそのまま歌詞にしたことで有名である。

中盤・終盤のインスト部分もサーカスの煌びやかさと一抹の空しさを上手に表現していると思う。

テープを一度バラバラに切ってランダムに繋げ直すというとんでもない作業の末に生まれたサウンドだ。

ステレオとモノラルではSEの差異が激しい。


8.ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー


アルバム中唯一であるジョージの作品。

レコーディングにはジョージ以外のメンバーは参加していない。

シタール、タンブーラといったインド楽器群とヴァイオリン、チェロなどの西洋楽器を融合させて創り上げたラーガサウンドが実に強烈だ。

歌詞もジョージがのめり込んだインド哲学の影響が強いもので彼のインドに対する深い愛情を感じることができる。


9.ホエン・アイム・シックスティ・フォー


ポールの作・ボーカル。

「64歳になっても僕を必要としてくれるかい?」という歌詞をホノボノしたサウンドで歌い上げるポールがチャーミング。

ポールとリンゴはとうに64歳を超えてしまった。

日本では「ひらけ!ポンキッキ」で頻繁に流れたことで認知度の高いナンバーだと思う。


10.ラヴリー・リタ


ポールの作品でボーカルも彼。

自身の駐車違反を基に作った曲といわれ、そこから婦人警官との恋物語を思いつくところが”ストーリーテラー”ポールの面目躍如。

終盤の呻き声にも似たコーラスが印象的なロックチューンである。


11.グッド・モーニング・グッド・モーニング


ジョンの作・ボーカル。

偶然テレビで観たコーンフレークのCMから歌詞を思いついた話は有名だ。

ジョンお得意の変拍子を多用したロックチューンでテンポが変わってしまう個所もあるから驚き。。。!

エンディングの動物の鳴き声のSEは食物連鎖の順に並べたのだという。

この曲もステレオとモノラルでSEに大きな違いがある。


12.サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド (リプライズ)


”リプライズ”が示すようにショウのファイナルを告げるナンバー。

”サージェント~”よりもテンポアップして疾走感のあるロックチューンとなっている。

ポールはここで味を占めたのか後のソロ&ウイングスのアルバムでこの手法を多用することとなる。


13.ア・デイ・イン・ザ・ライフ


アルバムを荘厳に締めくくるアンコールナンバー。

ジョンの作品にポールの曲を挟み込んだ別の意味でレノン=マッカートニーの共作。

各々の作ったパートで各々がボーカルを取っている。

特にジョンのパートの出来が秀逸で新聞記事にインスパイアされた歌詞世界とまるで耳元で歌ってるかのような細く美しいボーカルは何度聴いても鳥肌が立つ。

イントロから鳴り響くアコギの調べ、タムを強調しハイハットを意識的に遠ざけたドラム、中間部と終盤で聴かれる以上にハイテンションなオーケストラ、そして全てが終わった後に延々と続くサステイン、とどめの”インナーグルーヴ”(犬にしか聞こえない音~意味不明な挨拶のリフレイン)

その全てが織り成して構築されたサウンドは間違いなくビートルズの頂点であり”狂気”すらエンターテインメントに、ビートルズサウンドにしてしまった彼らに畏怖の念を禁じ得ない。



「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」はビートルズ8枚目のアルバムとして1967年6月1日にリリースされた。

全米、全英で共に1位を記録した。

コンセプトアルバムの先駆けといわれ、ビートルズが自分自身を葬り覆面バンドとして演奏をするというコンセプトのもとに制作された。

その試み自体は成功しなかったが、途切れなく曲を配置したことでコンセプト感は消えずにトータリティという面ではリスナーに衝撃を与えた。

さらには録音技術の面でも革新的な部分が強調され、同業ミュージシャンにまで多大な影響を与えた。

”ロック史上の金字塔”とまで呼ばれるのにはそういった理由がある。

コンセプトアルバムという概念が消えつつある昨今では評価が下落したこともあったが、アルバムを一気に通して聴いて世界観を味わうという聴き方は薄っぺらい音楽が氾濫する現在でこそ新鮮かつ鮮烈であるかもしれない。

余談だがこの頃彼らはマリファナをはじめ、ハッシッシ、LSD、ヘロインと手当たり次第にドラッグをやっていたといわれている。

その影響がビジュアルにもサウンドにも現れているので機会があったら見て、聴いてもらいたい。

サイケでモンドだった1967年という特殊な時代がこのアルバムには刻まれているから。

2009年のリマスターで音質は飛躍的に向上。

特にSE部分、インド楽器などがよりクッキリと聴こえ”音の万華鏡”的世界が存分に楽しめる。

また、モノラル盤もリマスターされ初CD化された。

先述したようにステレオ盤との差異が非常に多いので聴き比べることをお奨めする。



さて、ラストは音源紹介。。。!


●ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ

●ゲッティング・ベター

どちらもステレオリマスター。

極彩色のサウンドを堪能されたし。。。!!




ではまた次回^^




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コメント

ビートルズの中で一番好きなアルバムです(*´ェ`*)

なんというか・・・薬漬けの中できたアルバムとか楽曲が素晴らしく出来が良かったりするのはなんでなんでしょう(´;ェ;)
2010/05/06(木) 00:41:43 | URL | vivi #-[ 編集 ]

ヽ゚ ヘ 。)/ アルァ
どちらも聞いたことない曲でした~
でもなぜか懐かしい。。。
2010/05/06(木) 20:15:51 | URL | あ~たん☆☆ #tHX44QXM[ 編集 ]

あぁ・・・ やっぱりリマスター盤買っとけば良かったな。
2010/05/07(金) 01:28:00 | URL | sabaraja #u/33KVoQ[ 編集 ]

viviさん<不謹慎ですがドラッグやっててこのクオリティは凄いですよね。。。!
2010/05/07(金) 23:48:12 | URL | drivemycar #-[ 編集 ]

あ~たん<ファン的には有名な曲です。。。♪
2010/05/07(金) 23:50:07 | URL | drivemycar #-[ 編集 ]

さばちゃん<リマスター盤が標準だから今からでも全然遅くないよ。。。!
2010/05/07(金) 23:51:19 | URL | drivemycar #-[ 編集 ]
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