Drivin' with The Devil

主に自作小説・ロック論・マンガ論などを”狭く深く”書いてます。 どうぞ気軽に楽しんでいってください。。。!! 

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●リボルバー(1966年)

 

収録曲

 

1.タックスマン

 

 ジョージ・ハリスンの作品でボーカルも彼。

 

 彼の曲がビートルズのアルバムのトップにきた唯一のナンバー。

 

 詞の面でジョン・レノンが大きく貢献したというエピソードも有名だ。

 

 当時95%という異常に高い税率を富裕層に課していたイギリス政府を痛烈に皮肉った内容の歌詞も極めてテンションの高いロックサウンドも全てが強力。。。!

 

 ジョージの曲で無遠慮にリードギターを弾くポール・マッカートニーも最高だ。

 

 1991年のジョージソロ公演でも演奏された名曲。

 


2.エリナー・リグビー

 

 ポールの作・ボーカル。

 

 弦楽八重奏で演奏される重厚なバラードでポールの他にはジョンとジョージがコーラスで参加したのみでリンゴ・スターは不参加である。

 

 エリナー・リグビーという孤独な老女とマッケンジー神父を描いた物語調の歌詞はポールの真骨頂。

 

 やはりテンションの高い演奏が尋常でなく、ベスト盤の常連となっているのも頷ける完成度を誇っている。

 

 

3.アイム・オンリー・スリーピング

 

 ジョンの作品でボーカルも彼。

 

 「寝てるだけさ…」という気だるさをテープの逆回転を利用したギターソロやADT(アーティフィシャル・ダブル・トラッキング。人工的にボーカルをずらし一度の録音でボーカルを二重録りしたように聞かせる録音方法)の効果で表現してみせた傑作。

 

 ジョンが前衛化していく過程が「リボルバー」では手に取るようにわかるのが実に面白い。

 

 

4.ラヴ・ユー・トゥ

 

 ジョージの作品。

 

 シタールやタブラを多用したビートルズ初のラーガ・ロック。

 

 本格的なインド音楽に乗せて”make love”や”screw”といった猥褻な言葉まで持ち出し、人生の無常を歌い上げるところが凄い。

 

 こうしてビートルズはあらゆるジャンルの思想・音楽を自分たちのものとして取り込んでいったのだ。 

 

 

5.ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア

 

 ポールの作・ボーカル。

 

 これ以上考えられないくらいの美しいメロディーが印象的なバラードでアルバム中でも屈指の完成度を誇る。

 

 留まる所を知らないポールのメロディーメーカーぶりに誰もが舌を巻くはずだ。

 

 ジョンとジョージを交えた多重コーラスの美しさも特筆モノ。。。!

 

 

6.イエロー・サブマリン

 

 リンゴの代表曲中の代表曲。

 

 作者はポール。

 

 「子供向けに作った」というポールの発言の通りほのぼのとしたサウンドとリンゴの朴訥としたボーカルが織り成す世界が”癒し系”の佇まいすら醸し出す傑作である。

 

 1969年には同名のアニメ映画も制作されビートルズのアイコンの一つとなったナンバーだ。

 

7.シー・セッド・シー・セッド

 

 ジョンの作・ボーカル。

 

 LSDによるトリップを描いたドラッグソングでサイケデリック色を湛えたサウンドが印象的なヘヴィロックチューンである。

 

 トリップは実話でジョンがバッドトリップをしている隣で俳優のピーター・フォンダが呟いたことを基に歌詞が作られている。(それなのに”シー・セッド”としているところがジョンの技!)

 

 ドラッグソングは決して現代では褒められる類のものではないが、それでもこの曲が持っているパワーや魅力が損なわれることはない。

 

 玄人向けのナンバーと言っても良いだろう。

 

 

8.グッド・デイ・サンシャイン

 

 ポールの作品でボーカルも彼。

 

 ボードビル調のポップチューンだが、詞・曲共にシンプル過ぎて名曲揃いのこのアルバムの中では一枚落ちる感は否めない。

 

 

9.アンド・ユア・バード・キャン・シング

 

 ジョンの作品でボーカルも彼。

 

 ロックナンバーで初めてと言って良いだろう、ツインリードギターによるリフが非常に印象的なロックンロールである。

 

 アルバム中でも尋常でない疾走感を持った曲であるが、ジョンはこの曲を嫌いなナンバーの筆頭に挙げている。

 

 詞が好きでないらしい。

 

 確かに言葉というものに異常なこだわりを見せるジョンにしてはストレートなラヴソングであり、甘ったるさもある。

 

 けれどもそんなことはファンには全く関係ない。

 

 ファンの間では昔から人気の高い曲だ。

 

 

10.フォー・ノー・ワン

 

 ポールの作・ボーカル。

 

 ピアノ、アコギ、フレンチホルンを核にして作られたバラードでジョンとジョージは不参加。

 

 バロック音楽の要素もふんだんに盛り込んだクラシック好きのポールらしい手堅い傑作。

 

 

11.ドクター・ロバート

 

 ジョンの作品。

 

 ドラッグを処方してくれる医者を描いたアブナイ曲。

 

 曲そのものはストレートなロックンロールに仕上がっている。

 

 

12.アイ・ウォント・トゥ・テル・ユー

 

 アルバム中3曲目のジョージ作品。

 

 フェイド・インでスタートするパターンが実に新鮮である。

 

 ブルージーな曲調や語り口調のボーカルにジョージが「親父のような存在」と敬愛していた友人ボブ・ディランの影響を見ることができる。

 

 1991年のジョージ来日公演では1曲目に演奏されてファンに強い印象を残した。

 

 

13.ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ

 

 ポールの作品。

 

 ブラス・ロックの先駆けとなったロックチューンで、その通りホーンセクションが強烈な印象を残す。

 

 サビでのポールのシャウトも恐ろしいまでのカッコ良さを漂わせている。

 

 

14.トゥモロー・ネバー・ノウズ

 

 ジョンの作・ボーカル。

 

 Cコードのみによる曲構成、チベットの「死者の書」にインスパイアされた哲学的な歌詞、サンプリングによるループが全体に施されたサイケなサウンド、そしてレズリースピーカーを通して特オンされたジョンのボーカル。

 

 全てが混然一体となって聴き手の耳に飛び込み、凄まじさを与える超名曲。

 

 アヴァンギャルドなジョンの個性が存分に味わえる。。。!!

 

 

 

 「リボルバー」は1966年8月5日にリリースされたビートルズ7枚目のオリジナルアルバムだ。

 

 1990年代以降評価がうなぎ登りのアルバムである。

 

 確かに程よくメロディアスで、程よくアバンギャルドでバランスの取れた良いアルバムだと思う。

 

 「ラバー・ソウル」みたいに聴き易くはないけどハマったら抜け出せない不思議なパワーが各楽曲に宿っていて何度聴いても飽きさせない魅力がある。

 

 ユーモラスでありながらカッコイイジャケットは彼らの友人でべーシストでもあるクラウス・フォアマンのイラスト(よく見ると彼もジャケットに写っている!)と彼らの写真のコラージュ。

 

 このアルバムの制作段階からビートルズは新しいレコーディング方法に夢中になるようになる。

 

 そのためサウンドがどんどん複雑になっていき、当時のライブではもはや再現不可能な曲が多くなる。

 

 そして、1966年8月29日をもってビートルズはライヴ活動を本当に止めてしまう。

 

 彼らはさらにレコーディングにのめり込んでいくこととなる。

 

 税金システムを皮肉ったジョージの”タックスマン”が初のポールポジション。

 

 ジョージは”アイ・ウォント・テル・ユー”でもその力を発揮しようやく一人前の作曲者と認知されるようになる。

 

 また、前作で使用したシタールにますますのめり込みインド音楽をモチーフにした”ラヴ・ユー・トゥ”という異色作も残した。

 

 ポールはますますメロディーに磨きをかけ等至高の名曲を次々と生み出している。

 

 このアルバムにはポールの曲が6曲入っており(2、5、6、8、10、13)この頃からジョンとのパワーバランスで上位に立ち始める。

 

 とはいえジョンも負けてはいない。

 

 ”トゥモロー・ネヴァー・ノウズ”で前衛の極致とも言うべきサウンド(テープの逆回転、フランジの効いたボーカル等)を構築し、”アンド・ユア・バード・キャン・シング”では「これがロックだ!」という疾走感を生み出している。

 

 繰り返しになるが各楽曲が持つパワーが尋常でなく、聴き手を飽きさせない傑作アルバムである。

 

 

 2009年のリマスター盤で音質が格段に向上。

 

 音圧が高くなり、アコギからパーカッションに至るまでの全ての楽器・コーラスがくっきりと浮き出されている。

 

 BOXではあるがモノラルリマスター盤もあるので聴き比べるのも面白い。

 

 必聴。。。!!

 

 

 

 ラストは音源紹介。

 

 

●タックスマン

 

 http://www.youtube.com/watch?v=KWSTzZ2kqi4

 

●ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア

 

 http://www.youtube.com/watch?v=QCNAOnvWjIU

 

●シー・セッド・シー・セッド

 

 http://www.youtube.com/watch?v=47mhBAi6hjE

 

 全てステレオリマスター盤。

 

 ジョージ、ポール、ジョンの順で曲を並べてみた。(アルバムの曲順通り。。。^-^;)

 

 三者三様の個性・魅力が見て取れると思うので堪能されたし。。。!!

 

 

 

 

 

 ではまた次回^^

 

 

 

 

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コメント

本当に三者三様だねぇ~!
ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエアは、綺麗なメロディーで、昔から好きな曲です♪
2010/03/22(月) 23:27:58 | URL | sabaraja #79D/WHSg[ 編集 ]

さばちゃん<ポールって本当に良い曲作るよねぇ。。。♪
2010/03/22(月) 23:37:39 | URL | drivemycar #79D/WHSg[ 編集 ]

iPhoneにしてから、このアルバム聴くことが多くなりました(´┐`)
2010/03/23(火) 09:17:55 | URL | プログレ子 #79D/WHSg[ 編集 ]

プログレ子さん<名盤ですよねぇ。。。♪
2010/03/24(水) 21:48:43 | URL | drivemycar #79D/WHSg[ 編集 ]
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