Drivin' with The Devil

主に自作小説・ロック論・マンガ論などを”狭く深く”書いてます。 どうぞ気軽に楽しんでいってください。。。!! 

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 おおっ、何ということだろう。。。

 

 

 2ヶ月間も「手塚治虫作品論」をすっぽかしてしまった。。。!!(泣)

 

 

 マジ反省。。。

 

 。。。というわけで今回は「鉄腕アトム」論の第3回で昭和20年代のアトムを語ってみよう。

 

 なお、サブタイトルなどは講談社手塚治虫全集に準じて語っていく。

 

 

 よろんすく。。。!! 

 

 

●気体人間の巻(1952年)

 

 あらすじ

 アトムのクラスメートのタマちゃんが突然暴力的になったり物を盗むようになる。

 異常を察したケン一はお茶の水博士のもとへ彼を連れてくる。

 すると煙のようなものがタマちゃんから離れていく。

 博士は煙の謎をつきとめるためにアトムに煙に憑かれるよう指示する。

 

 全集1巻収録。

 「アトム大使」を外伝とするなら記念すべきファーストエピソードである。

 気体人間をモチーフにしたSFドラマとそれに立ち向かう”人間ならざる者”アトムが人間社会の中で苦悩する様が早くも描かれており、作品の方向を決定付けたエピソードといえよう。

 

 

●フランケンシュタインの巻(1952~1953年) 

 

 あらすじ

 フランケンシュタインというロボットが逃げ出した。

 彼は悪の一味に拾われて悪事を働いてしまう。

 アトムは悪の一味と闘うが、人間に手を出せないロボット故に苦渋を味わう。

 

 全集1巻収録。

 フランケンの生い立ちに人間の身勝手さが表れていて実に奥深い。

 それにクラスメートのガキ大将四部垣がロボット嫌いのキーパーソンとして登場していて、ドラマをさらに奥深くしている。

 また、アトムがハイヒールを履いたり、ブーツを履いたりしていて「アトムは女の子のつもりで描いた」という手塚の証言を裏付けている。

 

 

●赤いネコの巻(1958年)

 

 あらすじ

 ヒゲオヤジは十三番地にある古い空き家を訪れた。

 そこには”赤いネコ”に呼ばれた5人の子供がいた。

 ヒゲオヤジとアトムは何か大きな事件へ発展するかもと考え、子供の一人が赤いネコを見たというショウギ山へと向かう。

 

 全集第1巻収録。

 内容もさることながら近未来の東京(高層ビル群、高速道路など)を既に描いている手塚に畏怖の念を禁じ得ない。。。!

 また、子供の流行りものであったメンコなどを出すことで近未来と当時のバランスを上手に取っているところも天才の仕事としか言い様がない。

 手塚は猫があまり好きではなかったようで悪役として描くことが多い。(他に「緑の猫」、「シャミー1000」などで猫が悪役である。)

 

 

●海蛇島の巻(1958年)

 

 あらすじ

 アトム、ケン一、タマちゃん、四部垣たちは海へ遊びに来ていた。

 海の底に潜ったアトムは大量の空き瓶を発見する。

 瓶の中には助けを求める手紙が入っていた。

 手がかりは”ポチョムポチョム島”という単語のみ。

 アトムは島を探すべく両親に無断で深夜外出の日々を過ごすが…

 

 全集第2巻収録で原題は「アトム赤道を行く」

 「アトム」初期の傑作エピソードとして非常に人気が高い。

 その理由はこれが純然たる冒険活劇であることもそうだが、何よりも”アトムの初恋物語”にして同時に”悲恋物語”であるからだろう。

 アクシデントで顔がひしゃげるアトムなどフリークス好きの手塚の趣味が出た描写も人気の秘密か。。。?

 

 

●火星探検の巻(1958~1959年)

 

 あらすじ

 アトムは火星探検隊の隊長に任命される。

 使命に意欲を燃やすアトムだが、乗組員の中にはロボットが上官であることを快く思わないケチャップ大尉や第一回探検隊で遭難した兄を捜すために密航した少女キャーベットなどがおり、アトムは任務と人間の感情との間で悩む。

 

 全集第2巻収録で原題「空とぶ魔天楼の巻」と「火星隊長の巻」を一つにまとめたもの。

 ケチャップ大尉のバイプレイヤーぶりが素晴らしい。

 こういうクセのある人物を配置することで単なる冒険劇を大河ドラマに仕立て上げてしまう手塚の才能にただただひれ伏す。。。!

 

 

●コバルトの巻(1959年)

 

 あらすじ

 アトムは突然家出をしてしまう。

 そんな中どうしてもアトムでないと解決できない事件(海底に水爆が眠ってしまう)が起きてしまい、焦ったお茶の水博士はアトムの代わりとしてロボット、コバルトを作る。

 

 全集第2巻収録。

 アトムの弟コバルト初登場。

 しかし、拍子抜けするくらい目立たない。。。^-^;

 逆にどうしてコバルトを出したのかと手塚に問い詰めたくなってしまう。。。

 

 

●ZZZ総統の巻(1959年)

 あらすじ

 世界連邦のリヨン大統領が息子のロベールを連れて来日した。

 時を同じくしてフランスの大統領が陰謀団ZZZ(スリーゼット)に襲われ発狂してしまう。

 次はリヨン大統領の番だと恐れるロベールがZZZに誘拐されんとしたところをアトムに助けられる。

 アトムは果敢にZZZに立ち向かうが…

 

 全集第2巻収録。

 悪名高き実写版でも使われたエピソードで長い「アトム」の連載中でも知名度の高いエピソードだろう。

 活劇としての「アトム」の魅力が味わえ、一種のミステリー物として読むこともできる傑作だ。

 

 

 

 今回はここまで。。。!

 

 次は昭和30年代前半の「アトム」を取り上げたい。。。!!

 

 

 

 ではまた次回^^

 

 

 

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コメント

しかし、どらちゃって時間の使い方が上手だねぇ。小説書いて、レビュー書いて、仕事して。。。時間を上手に使えればいろいろなことができるのねぇ。
2010/03/07(日) 04:58:30 | URL | んとす #79D/WHSg[ 編集 ]

すとん<褒めてくれてありがとう。。。!
      けど、俺時間の使い方下手だよ。
      何かを削ってブログ書いてるんだから。。。^-^;  
2010/03/07(日) 21:55:04 | URL | drivemycar #79D/WHSg[ 編集 ]

「アトムのクラスメートのタマちゃん」このワンフレーズだけでかなりいい。
きっとタマちゃん・・・かわいいんだろうな。
で、この巻でうりざね顔のロボット、コバルトくんが出てくるのね。
2010/03/08(月) 19:04:15 | URL | 黒猫藝帝 #79D/WHSg[ 編集 ]

ゲーテ<タマちゃんは残念ながら「サザエさん」に出てきても違和感ないルックス。。。
2010/03/08(月) 23:59:22 | URL | drivemycar #79D/WHSg[ 編集 ]

この辺、読んだと思うんだけどなぁ・・・ 記憶がもう、あやふや。。。
親父のボロボロのアトム、また引っ張り出して読むかな。。。
2010/03/10(水) 01:16:25 | URL | sabaraja #79D/WHSg[ 編集 ]

さばちゃん<いいなぁ、古い「アトム」単行本があって。。。!
2010/03/10(水) 22:37:02 | URL | drivemycar #79D/WHSg[ 編集 ]
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