Drivin' with The Devil

主に自作小説・ロック論・マンガ論などを”狭く深く”書いてます。 どうぞ気軽に楽しんでいってください。。。!! 

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ジョン・レノン29回目の命日にこの記事を捧げます。

 

 

 

 

●ヘルプ!(1965年)

 

収録曲

 

1.ヘルプ!

 

 ジョン・レノンの作品でボーカルも彼。

 

 同名映画の主題歌にしてイギリス10枚目のシングルだ。

 

 軽快なロックビートに乗せて歌われる「助けて!」がジョンの心の叫びだったことは今ならわかるが、ビートルズブームが過熱していた1965年当時は誰も気づかなかった。

 

 言い換えればビートルズという存在はリーダーの叫びすらもエンターテインメントとして昇華することのできる巨大なものになっていたのだろう。

 

 メロディーはわかりやすいが、アイドルバンドとしては完全に過渡期に差し掛かっており、ポール・マッカートニーとジョージ・ハリスンの追っかけコーラスなどに初期の味わいを残しているが、そういうものを超越する普遍性とオリジナリティがこの曲にはある。

 

 永遠に語り継がれるべき逸品。

 

 なお、後で紹介するがステレオ盤とモノラル盤ではボーカルが違う。

 


2.ザ・ナイト・ビフォア

 

 ポールの作・ボーカル。

 

 映画「HELP!」中でも使われている。

 

 ダブルトラックのボーカルが印象的なロックチューンで、メロディーメーカーのポールらしいポップさも詰まっている。

 

 

3.ユーヴ・ガット・トゥ・ハイド・ユア・ラヴ・アウェイ

 

 邦題”悲しみはぶっとばせ”

 

 ジョンがボブ・ディランを意識して作ったフォークチューンの傑作。

 

 映画内でも聴ける。

 

 奇妙なリズムに乗せてジョンのアコギとボーカルが唸る大傑作。。。!

 

 

4.アイ・ニード・ユー

 

 ジョージの作品でボーカルも彼。

 

 映画内でも聴ける。

 

 ヴォリューム奏法が印象的。

 

 全体を通して奇妙な浮遊感のようなものが漂っており、それは彼のソロ作品でも多く見られる。

 

 その意味でもこの曲がジョージの作曲者としての起点であると思う。

 

 

5.アナザー・ガール

 

 ポールの作品でボーカルも彼。(映画の挿入歌でもある)

 

 もっと言うとリードギターもポール。

 

 このアルバム辺りから演奏とボーカルを別録りするようになったのでポールがギターを弾き出した形だ。

 

 ポールらしい明るいロックンロールに仕上がっている。 

 

 

6.ユー・アー・ゴーイング・トゥ・ルーズ・ザット・ガール

 

 邦題”恋のアドバイス”

 

 映画内でも使われている。

 

 作者はジョンで”ヘルプ!”同様ポールとジョージが追っかけコーラスをしている。

 

 ジョンの凝り性の一面が良く出たポップソング。

 

 リンゴ・スターはドラムの他にボンゴもプレイしている。

 

 リンゴのドラム&パーカッションの腕前はもっと評価されて良いだろう。

 

7.チケット・トゥ・ライド

 

 邦題”涙の乗車券”

 

 1965年4月に先行シングルとしてリリースされていたが、映画でも使用されたのでアルバム収録となった。

 

 作者・ボーカルはジョン。

 

 ジョンがこの曲を「ヘヴィ・メタルの元祖」と語ったのは有名な話。

 

 当時としてはヘヴィなリズム(ドラムに拠るところが大きい)であり、それに引っ張られてギターもヘヴィな音色を醸し出している。(リードギターはポール。12弦ギターはジョージ)

 

 後にカーペンターズやヴァニラ・ファッジなど多くのミュージシャンにカヴァーされた名曲中の名曲だ。。。!

 

 アナログではここまでがA面で以降の曲は映画では使われていない。

 

 

8.アクト・ナチュラリー

 

 オーウェンスのカヴァーでカントリー&ウエスタンの名曲。

 

 ビートルズではリンゴがボーカルを担当している。

 

 リンゴのC&W好きが伝わってくる好カヴァーといえる。

 

 

9.イッツ・オンリー・ラヴ

 

 ジョンの作品でボーカルも彼。

 

 憂いを帯びたメロディーが印象的なミディアムチューン。

 

 地味だがファンの間では隠れた人気がある。

 

 しかしながらジョンはこの曲を「ビートルズ時代に作った中で一番嫌いな曲。歌詞が最悪」と解散後に語った。

 

 それは作者ならではの卑下であろう。

 

 彼が何と言おうとこの曲は良い。

 

 

10.ユー・ライク・ミー・トゥ・マッチ

 

 ジョージの作品・ボーカル。

 

 彼の曲では珍しいキーボード主体のナンバー。

 

 一本調子だけど、ジョージの魅力は十分伝わってくる。

 

 

11.テル・ミー・ホワット・ユー・シー

 

 ポールの作でボーカルは彼とジョン。

 

 タンバリンやギロが多く使われているパーカッシヴな曲。

 

 比較的目立たないビートルズナンバーであるが故に逆に味わい深い。 

 

 

12.アイヴ・ジャスト・シーン・ア・フェイス

 

 邦題”夢の人”

 

 ポールの作・ボーカル。

 

 ポールお気に入りのナンバーで後にウイングス、ソロライヴで演奏された。

 

 アコギ主体のフォークナンバーでディランの影が所々見え隠れするのが面白い。

 

 ジョンの”ユーヴ・ガット・トゥ・ハイド・ユア・ラヴ・アウェイ”と比較するとより楽しめる。

 

 

13.イエスタデイ

 

 ポールの作品でボーカルも彼。

 

 レコーディングに参加したメンバーはポールのみ。

 

 もはや説明不要の超絶名バラード。

 

 この曲がビートルズの入り口だった人も多いのでは。。。?

 

 聴く者心を一瞬にして鷲掴みにしてしまう美しいメロディーにただ酔わされる。。。

 

 

14.ディジー・ミス・リジー

 

 ラリー・ウイリアムズのカヴァー。

 

 ボーカルはジョン。

 

 ”イエスタディ”の静寂を切り裂くかのような豪快な演奏がカッコイイ。

 

 ジョンはこの曲が大好きなようで1969年の「ロックンロール・リヴァイヴァル・フェスティバル」でエリック・クラプトン、クラウス・フォアマン、アラン・ホワイトをバックに嬉々として演奏していたのが印象深い。

 

 

 

 「ヘルプ!」は1965年8月6日にリリースされたビートルズ5枚目のオリジナルアルバム。

 

 発売当時の邦題は「四人はアイドル」であったが、今となっては冗談みたいだ。

 

 同名映画のサントラがA面(1~7)で残りは当時のアルバム未収録曲を集めた作品集となっている。

 

 そんなわけでビートルズで1,2を争うメジャー曲”イエスタディ”が入ってるにも関わらずアルバムとしてのまとまりという点での出来は散漫。

 

 個人的にはどうにか及第点って感じだ。

 

 だからといって駄曲ばかりかと言うと決してそうではないので評価に困るアルバムだったりする。(ビートルズに駄曲はないけどね。。。)

 

 カバー曲は8、14の2曲のみでビートルズが完全にオリジナル曲で勝負できるバンドに成長したことが証明された。

 

 先述したように”アイドル”としてのビートルズはこの頃完全に過渡期だった。

 

 そこで周囲のプレッシャーに押し潰されずに”アーティスト”へ変貌を遂げてみせるのだから怖ろしい。。。! 

 

 ジョンは自分を取り巻く狂気じみた状況に疲れ果て本当に「誰か助けて!」と訴えていたのだ。

 

 彼は相当”ヘルプ!”が好きらしくソロでも何回か録り直しを試みたそうだがそれは残念ながら未発表に終わっている。

 

 その”ヘルプ!”を筆頭に先鋭化を始めるジョンと”イエスタディ”でメロディーメーカーとしての才能を完全に開花させるポール。

 

 二人の力関係は拮抗の時期へ入り、ここからビートルズは更なる高みへと登り出した。

 

 

 2009年のリマスターで音質は向上。

 

 特にパーカッション関係が前面に聴こえるようになり、サウンドの深みが確実に増した。

 

 特にステレオの音の広がりは1987年盤と比較しても段違いに良くなっている。

 

 

 この機会に是非堪能されたし。。。! 

 

 

 

 さて、ラストは音源紹介。

 

 

●ヘルプ! (ステレオリマスター)

 

 http://www.youtube.com/watch?v=sBCG9n9NbtM

 

 

●ヘルプ!~ザ・ナイト・ビフォア~ユーヴ・ガット・トゥ・ハイド・ユア・ラヴ・アウェイ(モノラルリマスター)

 

 http://www.youtube.com/watch?v=UAOvb8XUPtk

 

 ジョンの”ロック”なボーカル、ポール&ジョージの美しいコーラスワーク、そしてどこまでも昂揚するビート。

 

 それらを完全に表現するステレオの音質に圧倒される。。。!

 

 そしてボーカルが違うモノラルも良いね。

 

 ビートルズは本当に奥が深い。。。!

 

 

 

 

 

 

 ではまた次回^^

 

 

 

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コメント

来年は30回忌か。。。 なんだか感慨深いね~。
ホント、ビートルズは、現在の色んな音楽の元祖的存在だよね♪
2009/12/08(火) 23:54:43 | URL | sabaraja #79D/WHSg[ 編集 ]

さばちゃん<全ての音楽に通じる稀有なバンドです。。。!
2009/12/09(水) 00:05:02 | URL | drivemycar #79D/WHSg[ 編集 ]

早いなあ。。。(´┐`)。。毎年この日が来るのも早いし。。。
2009/12/09(水) 01:50:38 | URL | プログレ子 #79D/WHSg[ 編集 ]

ヘルプ聞くと、どうしても「なんでも鑑定団」を思い出してしまうように。
昔ある劇団員のみなさんが劇中歌でつかった替え歌があまりにも秀逸で、音源化したやつを持ってました。
「イエスタディ」のもじりで「ハンソデ」
♪ハンソデ~冬なのにハンソデ~
2009/12/09(水) 08:57:14 | URL | 黒猫藝帝 #79D/WHSg[ 編集 ]

プログレ子さん<本当に早いですよね。。。
ゲーテ<「帰ったでぇ~っ、俺は田舎へ帰ったでぇ~っ♪」ってのもある。。。^-^;
2009/12/09(水) 23:48:45 | URL | drivemycar #79D/WHSg[ 編集 ]
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