Drivin' with The Devil

主に自作小説・ロック論・マンガ論などを”狭く深く”書いてます。 どうぞ気軽に楽しんでいってください。。。!! 

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●ウィズ・ザ・ビートルズ(1963年)

 

収録曲

 

1. イット・ウォント・ビー・ロング

 

 いきなりイントロなしで「It won't be long yeah yeah yeah♪」と始まる構成が素晴らしいロックチューン。

 

 作者はジョン・レノンでボーカルも彼。

 

 同時期の大ヒットシングル”シー・ラヴズ・ユー”と共通点が多い(イントロなし、”Yeah”の掛け合いコーラス)ことでも知られているが、あちらが明快なポップさを湛えているのに反して、こちらはR&Bの色合いが濃い。

 

 いずれにしてもアルバムのツカミとしては最高の部類に入る曲であることは間違いない。 

 


2. オール・アイヴ・ゴット・トゥ・ドゥ

 

 ジョンがスモーキー・ロビンソンを意識して作ったといわれるR&Bナンバー。

 

 しかし、実際の音、特にジョンのボーカルを聴くとシカゴブルーズの味わいがあるから不思議だ。

 

 ビートルズの曲中でも際立って黒っぽいナンバーであり、それを完全に自分のものとして昇華させ、尚且つバンドをグイグイ引っ張るジョンの才気に打たれる。

 

 時にジョン23歳。

 

 恐るべし。。。!!

 

 

3. オール・マイ・ラヴィング

 

 ポール・マッカートニーの作品でボーカルも彼。

 

 ポールが生まれながらにして持っている”大衆性”が前面に出たポップチューン。

 

 この時点でメロディーメーカーとしての才能が開花しているのだから凄い。

 

 ポールはこの時若干21歳。

 

 ジョンに負けず劣らず凄い。。。!

 

 そしてこの曲は3連を正確に刻むジョンのギターも聴きモノ。。。!!

 

 

4. ドント・バザー・ミー

 

 ジョージ・ハリスン初のオリジナルナンバー。

 

 後にインド音楽やカントリー、ブルースなどを血肉化して名曲を紡いでいくジョージの才能は残念ながらまだ感じられない。

 

 ジョンやポールの影響下で作られたビートナンバーに過ぎず、ジョージの個性が出ていない。

 

 しかし、ジョージはジョンやポールと違ってもともとはギターを弾くことだけに興味があったのだから作曲能力が未熟なのは仕方のないことだ。

 

 ビートを下支えするリンゴ・スターのドラムがイイ。

 

 

5. リトル・チャイルド

 

 ジョンとポールの共作で、ボーカルも二人。

 

 初期ビートルズの特徴であるハーモニカとツインボーカルが効いた軽快なロックチューン。

 

 こういう曲をさりげなくアルバムに配置できるところがビートルズの素晴らしさ。。。!

 

 

6. ティル・ゼア・ウォズ・ユー

 

 もとはミュージカル「ミュージック・マン」の劇中歌で、ビートルズはペギー・リーのカヴァーを下敷きにしている。

 

 ボーカルはポール。

 

 スタンダードナンバーをこよなく愛するポールらしいセレクトだ。

 

 このようなロックではない曲も衒いなく取り入れたことが”イエスタディ”やアルバム「ラバー・ソウル」に繋がっていく。

 

 

7. プリーズ・ミスター・ポストマン

 

 モータウングループ、マーヴェレッツのカヴァー。

 

 ボーカルはジョンでポールとジョージが追っかけコーラスをしている。

 

 黒人音楽を完全に己のものとし、さらに独自の解釈を加えて誰でも楽しめるサウンドに仕上げたのは見事の一語に尽きる。

 

 カヴァーがオリジナルを超えた稀有な例。

 

 

8. ロール・オーバー・ベートーヴェン

 

 ビートルズ、とりわけジョンのアイドルだったチャック・ベリーのカヴァー。

 

 もともとジョンがステージで歌っていたのだが、持ち歌が少ないジョージのためにボーカルを譲っている。

 

 ジョージもそのことを意気に感じていたのか、1991年の来日公演ではアンコールでこの曲を披露している。

 

 

9. ホールド・ミー・タイト

 

 ポールの作・ボーカル。

 

 手拍子が全編に渡って展開され、それが大きな効果を上げているポップナンバー。

 

 目立たないビートルズナンバーだが俺は個人的に大好き。

 

 ポールが織り成すわかりやすいメロディーが心に染みる。

 

 

10. ユー・リアリー・ゴッタ・ホールド・オン・ミー

 

 スモーキー・ロビンソン&ミラクルズのカヴァー。

 

 ボーカルはジョンとジョージという珍しい組み合わせ。

 

 オリジナルに敬意を払った折り目正しいカヴァーという印象。

 

 ジョンのボーカルの表現力の豊かさには畏怖の念すら抱く。。。

 

 ジョージ・マーティン(プロデューサー)の弾くピアノも曲を盛り上げている。

 

 

11. アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン

 

 ポール作でボーカルはリンゴ。

 

 シンプルな歌詞、シンプルな構成でガンガン盛り上げていくロックナンバー。

 

 ライヴでも頻繁に演奏された。

 

 この曲は以前に「オリジナル&カヴァーを聴こう!」で取り上げたが、ローリング・ストーンズの2枚目のシングルとしても有名。

 

 

12. デヴィル・イン・ハー・ハート

 

 オリジナルはドネイズという黒人女性グループの”デヴィル・イン・ヒズ・ハート”。

 

 リードボーカルはジョージ。

 

 この曲に限らず女性グループの曲でも積極的にレパートリーにしていったビートルズの音楽に対する貪欲さが以降の大成功へと連なっていったんだなと実感。

 

 

13. ナット・ア・セカンド・タイム

 

 ジョンの作・ボーカル。

 

 黒っぽさの中にメロディアスさが混じり合ったまさに”隠れた名曲”。。。!

 

 ホント、カッコイイ。。。!!

 

 

14. マネー

 

 後にモータウンレーベルとなるタムラレーベル所属のミュージシャン、バレット・ストロングのカヴァー。

 ボーカルはジョン。

 

 ロックンローラーとしてのジョンの顔が前面に出た最高にグルーヴィーな逸品。

 

 ジョンはこの曲が相当お気に入りだったようで1969年のライヴ「ロックンロール・リヴァイヴァル」でもプラスティック・オノ・バンドとして演奏している。

 

 

 「ウィズ・ザ・ビートルズ」はビートルズのセカンドアルバムとして1963年11月22日にリリースされた。

 

 プロデューサーはジョージ・マーティン。

 

 モノラル、ステレオの2種類存在し、現在のリマスター盤ではステレオがメインである。

 

 ファースト「プリーズ・プリーズ・ミー」と入れ替わる形で全英1位を記録した。

 

 このアルバムでまず目を引くのは印象的なジャケット。

 

 モノクロで光の明暗を強調した写真は”ハーフ・シャドウ”と呼ばれビートルズの最も有名なフォトとして知られている。(撮影はロバート・フリーマン。”ハーフ・シャドウ”のアイデアはハンブルグ時代の友人でスチュワート・サトクリフの恋人として知られるアストリッド・キルヒヘア)

 

 多くのフォロワーを生み出した素晴らしいジャケットだ。

 

 音の方に耳を傾けるとしよう。

 

 このアルバムも前作同様オリジナル8曲、カバー6曲という割合である。

 

 カバー曲に当時のヒット曲、特にモータウンサウンドが含まれているのが大きな特徴といえる。

 

 ただ、シングルが1曲も入っていないこともあって見逃されがちな作品でもある。

 

 しかし、録音技術に進歩が見られることで(ボーカルの二重録り、ギターのオーバーダビング等)ビートルズの音の幅は確実に広がっている。

 

 そしてこれは最近気付いたことだが、黒いジョンのナンバーと一般受けするポールの曲がほぼ交互に収められていることで両者の鮮やかな対比、そしてビートルズというバンドの怪物性が浮き彫りになっている。

 

 2009年のリマスター盤ではステレオが登場。

 

 「プリーズ~」同様ステレオでの音の広がりは当時のどのバンドよりも先を行っている音楽的先進性が透けて見えるし、モノラルだとまるでパブで演奏しているかのようなライヴ感が堪能できる。

 

 特にステレオリマスターの”マネー”は素晴らしい。。。!

 

 これぞビートルズ。。。!

 

 必聴。。。!!

 

 

 

 さて、ラストは音源紹介。

 

 

 

●イット・ウォント・ビー・ロング

 

 ステレオリマスター:http://www.youtube.com/watch?v=9cI-9xb6XIM

 モノラルリマスター:http://www.youtube.com/watch?v=wrGX99p7V08

 

 ステレオとモノラル。

 

 どちらも音が良いなぁ。。。

 

 好みは個人によるだろうけどこの曲に関してはモノラルの方がパワーがあるかな。

 

 

●ナット・ア・セカンド・タイム

 

 ステレオリマスター:http://www.youtube.com/watch?v=_aRAIsexjtU

 

 リマスターされてボーカルの生々しさが際立っている。

 

 他にもリンゴのハイハットの一つ一つ、アコギに至るまでこれまで埋もれていた音がクッキリ聴こえる。

 

 うん、やっぱりこれカッコイイ。。。!!

 

 

 

 

 ではまた次回^^

 

 

 

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コメント

Mono Remasterすげー。。画像付き^^
2009/10/29(木) 00:15:29 | URL | プログレ子 #79D/WHSg[ 編集 ]

プログレ子さん<公式PVじゃないけどいいですよね。。。^-^
2009/10/29(木) 21:47:26 | URL | drivemycar #79D/WHSg[ 編集 ]
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