Drivin' with The Devil

主に自作小説・ロック論・マンガ論などを”狭く深く”書いてます。 どうぞ気軽に楽しんでいってください。。。!! 

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 毎度。。。!

 

 以前から予告していたビートルズのCDレビューをおっ始めようと思う。

 

 もちろんファーストから順番にね。。。!

 

 

 。。。というわけで、第1回目は「プリーズ・プリーズ・ミー」。。。!!

 

 

●プリーズ・プリーズ・ミー(1963年)

 

収録曲

 

1. アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア

 

 「One、two、three、four!」のカウントから始まるギターサウンドが最高にクールなロックンロールナンバー。

 

 ポール・マッカートニーの作品でボーカルも彼。

 

 ”ロックンローラー”ポールの魅力がストレートに伝わるボーカルも良いが、それをキッチリ支えるジョン・レノンのコーラスもお見事。。。!

 

 サウンドの味付けとして用いられているのは何と手拍子。

 

 それがまたイイ。。。!

 

 現在でもポールはライヴでこの曲をプレイしており、ファンのみならず認知度が高い名曲。

 


2. ミズリー

 

 ほとんどイントロなしで入るスタイルが当時としては斬新だったと思われるR&B色が濃い曲。

 

 ジョンとポールの共作で、初期ビートルズナンバーの特徴に漏れずリードボーカルも2人で行っている。

 

 ビートルズナンバー全体を通すと目立たない感じがするが、R&Bを下敷きとしながら、アコギの音色でフォークの要素すら漂わせるあたりに彼らの底知れない才能を見る。

 

 

3. アンナ

 

 アーサー・アレキサンダーのカヴァー。

 

 ジョンのお気に入り曲で、ボーカルも彼。

 

 ジョンらしい黒っぽさが前面に出たボーカルが一番の聴き所であるが、ポールとジョージ・ハリスンのコーラスワークが黒さを中和させる役割を果たしており、”マニアック”ジョンと”コンテンポラリー”ポールの鮮やかな対比を早くも感じる。

 

 

4. チェインズ

 

 クッキーズのカヴァー。

 

 作者はジョンとポールが憧れたジェリー・ゴフィン&キャロル・キング夫妻。

 

 リードボーカルはジョージ。

 

 声量がなくまだまだリードボーカルとしてはイマイチな感じがするけど、今聴くとその幼さがまた良いのだ。

 

 

5. ボーイズ

 

 アメリカの女性R&Bグループ、シュレルズのカヴァー。

 

 ボーカルはリンゴ・スター。

 

 リンゴのボーカルはジョージ以上に拙いが、こうして全員がリードボーカルを取ったことで後のビートルズサウンドが大きく広がっていくのだから偶然というのは面白い。

 

 間奏に行く前にリンゴが「All right,Greorge!」と叫ぶ。

 

 リンゴとジョージの仲の良さが伝わってくる。

 

 

6. アスク・ミー・ホワイ

 

 ジョンの作品&ボーカル。

 

 シングル”プリーズ・プリーズ・ミー”のカップリングでもある。

 

 ジョンが敬愛する黒人グループ、スモーキー・ロビンソン&ミラクルズを意識して作った黒っぽいナンバー。

 

 やはりジョンのボーカルが一番の魅力で、若干23歳にして緩急自在のボーカルで魅せてくれる。

 

 

7. プリーズ・プリーズ・ミー

 

 アルバムのタイトルチューンにして、セカンドシングル。

 

 全英1位、全米で3位を獲得した初期の代表曲の一つ。

 

 作&ボーカルはジョン。

 

 もとはロイ・オービソン風のソフトロックだったが、ハーモニカでリフを奏で、さらにテンポアップしたアレンジを施したことでポップさも湛えるグルーヴを生み出すことに成功した。

 

 このアルバム中モノラルとステレオで最もアレンジに差異があり、ステレオだとジョンの歌詞間違いやジョージのギタープレイのミスがはっきりわかる。

 

 それでもこの名曲の価値が損なわれることは全くない。

 

 つくづくビートルズは凄い。。。!

 

 

8. ラヴ・ミー・ドゥ

 

 記念すべきデビュー曲。

 

 全英17位、全米1位を記録。

 

 ポールの作&ボーカル。

 

 ジョンのハーモニカが印象的ではあるが、このシンプルな1曲のみで後のビートルズの快進撃を想像するのは難しい。

 

 なお、シングルとアルバムはヴァージョン違いであり、ここではドラムがリンゴではなくセッションミュージシャンのアンディ・ホワイトである。

 

 

9. P.S.アイ・ラヴ・ユー

 

 ”ラヴ・ミー・ドゥ”のカップリング。

 

 この曲もポール作&ボーカル。

 

 ファーストシングルの2曲がポール作だったことでリーダーのジョンが奮起したことは有名な話。

 

 仲間でありながらライバルとして切磋琢磨するところがビートルズを世界的なミュージシャンにした原動力であることは言うまでもない。

 

 シンプル極まりない歌詞&メロディーだが、その素朴さが愛おしい。

 

 

10. ベイビー・イッツ・ユー

 

 再びシュレルズのカヴァー。

 

 ボーカルはジョン。

 

 やはり彼の黒いボーカルが最高にクール。。。!

 

 「Sha,la,la,la,la,la,la…」のコーラスも印象的。

 

 

11. ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット

 

 ジョンの作品でリードボーカルはジョージ。

 

 ほとんどイントロなしでいきなりボーカルが始まる。

 

 ブルージーなミドルテンポのナンバーで歌うのに難易度は高く、何とか上手に歌おうとするジョージの姿が浮かんでくるようだ。

 

 

12. ア・テイスト・オブ・ハニー

 

 邦題”密の味”。

 

 同名のミュージカル内の楽曲。

 

 ボーカルはポール。

 

 こういったロック以外のスタンダードナンバーをあえて取り上げた(ポールの趣味)ところが素晴らしい。

 

 先にも書いたジョンとポールの個性の鮮やかな対比がここにある。

 

 

13. ゼアズ・ア・プレイス

 

 ジョンとポールの共作でボーカルも2人。

 

 ハーモニカ、ツインボーカルという初期ビートルズのスタイルを確立したナンバーだ。

 

 

14. ツイスト・アンド・シャウト

 

 アイズレー・ブラザーズのヒットで知られるR&Bチューン。

 

 ボーカルはジョン、コーラスはポールとジョージ。

 

 声枯れが酷いジョンのボーカルが逆にワイルドさを生み、オリジナルを凌駕する名演となった。

 

 何度聴いてもカッコイイ。。。!!

 

 

 「プリーズ・プリーズ・ミー」はビートルズのファーストアルバムとして1963年3月22日にリリースされた。

 

 全英1位を記録している。(30週間!)

 

 プロデューサーはジョージ・マーティン。

 

 コメディ音楽のプロデュースを多く手がけた彼にとってビートルズは初めて触れるロックミュージックであった。

 

 マーティンが提案したレコーディング手法は”一発録り”。

 

 ビートルズが持つワイルドな雰囲気をそのまま真空パックしてレコード盤に刻むことをコンセプトにしたのだ。

 

 この試みは当たった。

 

 実に10時間という短時間で一発録りされた本作はハンブルグやキャバーンクラブで酔っ払い、或いはグルーピーを相手に演奏していたタフな”ロックバンド”ビートルズの姿を浮き彫りにしている。

 

 ここから後にめまぐるしく変わっていくビートルズ(サウンドも風貌も)を想像するのは難しい

 

 そのくらいシンプルな音で、ほとんどオーヴァーダビングも行われていない。

 

 ギター2本、ベース、ドラムを核にハーモニカ、手拍子(!)などのわずかな味付けで構築されたサウンドが実に心地よく響く。

 

 今のロック・ポップスが失ってしまった”何か”がこのアルバムには確かにある。

 

 それは声が枯れたままで絶唱するジョン・レノンが放つパワーだったり、ランニングベースを編み出す前のベーシスト然とした(縁の下の力持ち的な)ポール・マッカートニーだったり、決して過剰な主張はせずにボーカルを際立たせるリードギターを弾くジョージ・ハリスンだったり、ベーシックなドラミングでボトムを支えるリンゴ・スターだったりする。

 

 時間が経つにつれてジョンとジョージの声枯れはひどくなり、それすらも克明に録音されたが、それがライヴ感を高めているのだから凄い。

 

 カウントで始まる”アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア”からジョンの絶唱で終わる”ツイスト・アンド・シャウト”まで一気に駆け抜けていく構成が見事だ。

 

 間に”チェインズ”や”ア・テイスト・オブ・ハニー”を置いたことで単なるロックバンドに終わらず、ポップバンドとしての顔も覗かせているところも見事。

 

 モノラル盤では音が一つの塊となって押し寄せるガレージバンドとしての佇まいを見せるし、これから標準となるステレオ盤では世界を席巻したブリティッシュ・インヴェイジョンの旗手としてのビートルズを見ることができる。

 

 どちらが好きかは好みの問題だが、俺はステレオ盤の何とも言えない開放感を支持する。

 

 ビートルズファンはもちろん、初めてビートルズを聴く方も是非入り口として聴いていただきたい名盤。。。!

 

 

 

 さて、ラストは音源紹介。

 

 

●プリーズ・プリーズ・ミー

 

 モノラル:http://www.youtube.com/watch?v=QOZ17BWje1Y

 ステレオ:http://www.youtube.com/watch?v=uWo8bdhs8Gk 

 

 モノラルはリマスター前の所謂”87年マスター”で、ステレオはリマスターヴァージョン。

 

 こうして聴き比べができるのもビートルズの楽しさ。

 

 堪能されたし。。。!!

 

 

 

 ではまた次回^^

 

 

 

 

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コメント

この中では特に「ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット」あたりが好きだったりします。
短時間で一発録りと思うとなかなか変わったアルバムですね。
改めて聴いてみます...!
2009/10/04(日) 20:31:49 | URL | Mark Cottonfield #79D/WHSg[ 編集 ]

Markさん<モノラルで聴くとパブロックみたいな雰囲気が味わえますし、
       ステレオリマスターだとローファイの趣さえ感じる不思議なアルバムです。   
2009/10/04(日) 20:53:59 | URL | drivemycar #79D/WHSg[ 編集 ]

ジョンの間違いの部分は最後から30秒くらいのところ??
2009/10/04(日) 22:25:17 | URL | さゆり☆ #79D/WHSg[ 編集 ]

さゆりさん<そうです、そこです。。。!
        あと出だし15秒くらいで早くも間違っています。。。^-^;
        これを正規盤として出すところにビートルズの謎と奥深さがあります。 
2009/10/04(日) 22:59:35 | URL | drivemycar #79D/WHSg[ 編集 ]

こんなに有名なのに、まだまだ知らない曲がいっぱいあるのはすごいと思う。ビートルズって。
2009/10/04(日) 23:59:39 | URL | 黒猫藝帝 #79D/WHSg[ 編集 ]

ゲーテ<そりゃあ公式曲200曲以上あるんだから知らない曲もあるっしょ。
      決して多い曲数じゃないけどね。
      リマスターと繋がる部分だけど曲数の割には奥深い。。。!
2009/10/05(月) 00:31:40 | URL | drivemycar #79D/WHSg[ 編集 ]

このアルバムは未だにヘビロテです(*´ェ`*)
どの曲もいいけどI Saw Her Standing Thereが好きかな(*´ェ`*)
2009/10/05(月) 09:13:46 | URL | Bear Pooh #79D/WHSg[ 編集 ]

(*-゛-)ウーン・・・ リマスター盤が欲しくなっちゃう!!! 困った・・・
2009/10/05(月) 21:53:27 | URL | sabaraja #79D/WHSg[ 編集 ]

やぱ初期って若くて威勢がいいですよね(*^^*)
2009/10/05(月) 23:02:18 | URL | ??柚魅?? #79D/WHSg[ 編集 ]

ベアーさん<俺はヘビロテってわけではないですが、迷うとここに戻ってきますね。
さばちゃん<リマスター盤は今後の標準だから焦らずゆっくりと集めてみては。。。?
柚魅ちゃん<怖いもの知らずなアルバムだね。。。^-^
2009/10/05(月) 23:51:00 | URL | drivemycar #79D/WHSg[ 編集 ]
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