Drivin' with The Devil

主に自作小説・ロック論・マンガ論などを”狭く深く”書いてます。 どうぞ気軽に楽しんでいってください。。。!! 

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 毎度。。。!

 

 今日で盆休みもおしまい。

 どうして休みってこんなに終わるの早く感じるんだろうね。。。?

 

 。。。てなわけで(!?)今回はサザンオールスターズのアルバムレビューやっちゃう。。。!

 

 早速。。。!!

 

 

●さくら(1998年)

 

収録曲

 

1.NO-NO-YEAH/GO-GO-YEAH

 

 ビートルズの”カム・トゥゲザー”をモチーフにしたと思われるヘヴィなまでに歪んだギターリフが印象的なハードロックナンバー。

 前作「Young Love」の”Soul Bomber(21世紀の精神爆破魔)”にも負けないほどのヘヴィネスが最高。。。!

 「赤いビニール繊維」、「螺鈿文様のナイチンゲール」、「寝ずのレズビアン恋せど」など桑田佳祐お得意の言葉遊びもガッチリとサウンドにハマっている。

 「Sgt.DORAEMON」なんてフレーズも飛び出すから凄過ぎる。。。!

 最初のBメロまで打ち込みでサビから生のドラムに変化するなどサウンド作りも極まっている。

 まさに”凄絶”と呼ぶに相応しい名曲である。


2.YARLEN SHUFFLE~小羊達へのレクイエム~

 

 タイトルに”SHUFFLE”とあるが、シャッフルビートの曲ではなくAOR色漂うミディアムポップチューンである。

 日本のあらゆる生活事象で生じるひび割れを歌ったもので、曲調と裏腹に受ける印象はかなり重い。

 そこをエンターテインメントとして聴かせるのがサザンの力量であるのは言うまでもない。

 

3.マイ フェラ レディ

 

 お次はジャズに乗せて歌われる春歌(!?)風のナンバー。

 しかし、よくこんな卑猥な歌詞思いつくよなぁ。。。

 編曲を担当した島健が「仮歌はわかったから本歌は?」と訊き、桑田にこれが本当の歌詞だと言われて絶句したのは有名なエピソード。

 それだけでもこの曲の破壊力がわかろうというもの。。。^-^;

 

4.LOVE AFFAIR~秘密のデート

 

 同年発売の41枚目のシングル。

 ドラマ「Sweet Season」の主題歌としても知られているように、サザンには珍しい不倫をモチーフにしたナンバーで、”マリーンルージュ”、”大黒ふ頭”など横浜の名所が歌詞に登場する。

 テーマの重さと相反するポップでそれでいて愁いのあるメロディーが実に印象的で、リリース時のチャートは最高4位であったが、ジワジワと評価され現在ではファンのみならず人気の高い曲へと成長した。

 

5.爆笑アイランド

 

 桑田が”ニッポンのヒール”あたりから得意とするようになった政治・社会風刺ソング。

 ゴリゴリのギターリフに導かれて機関銃のようなボーカルで次から次へと毒づいていく桑田が最高にクール。。。!!

 タイトルがお笑いコンビの爆笑問題から取られたのも有名。

 なお、中間のラップは当時の内閣総理大臣、故小渕恵三氏が実際に演説で発言したものだ。

 

6.BLUE HEAVEN

 

 1997年にリリースされた40枚目のシングル。

 ”ティアーズ・イン・ヘヴン”や”チェンジ・ザ・ワールド”の頃のエリック・クラプトンを彷彿させるライトブルースで、美しいメロディーが印象的なバラードに仕上がっている。

 アコギで奏でられるスライドギターも美麗。。。!

 個人的にとても好きな1曲である。

 

7.CRY 哀 CRY

 

 同年リリースのシングル”PARADISE”のカップリング。

 思い切りヘヴィなロックサウンドに乗せて古の言葉で人の世の侘び寂びを歌い上げるという手法はサザン・桑田にしかできない独特なもの。

 ”雅白たへの霧らふ天霞”、”追い及かむ君へ哀れを請うても”、”知りてそしのふ柔き女陰”など言葉だけだと堅苦しい歌詞もメロディーに乗ると極上の世界観を醸し出すのだから凄い。。。!

 サビで更に激しくなる展開はプログレ的でもあって実に趣がある。

 

8.唐人物語(ラシャメンのうた)

 

 ボーカルは原由子。

 レコードでいうとA面ラスト的な位置付け。

 唐人お吉をモチーフにしたナンバーで、歴史上の人物がテーマになるのは珍しい。

 前曲までのヘヴィネスを洗い流すかのようなしっとりとしたサウンドが耳に優しく響く。

 

9.湘南SEPTEMBER

 

 「サザン=夏」をセルフパロディにしたかのようなバラード。

 セルフパロディとはいえメロディーの美しさは特筆モノ。。。!

 桑田が”湘南”という呼称を快く思っていないのは有名な話で、それを証明するかのようにタイトル及び歌詞に”湘南”が入っているのは現時点でこの曲のみ。

 

10.PARADISE 

 

 同年リリースの42枚目のシングル。

 核をテーマにした歌詞を”愛の言霊~Spiritual Message~”で培ったコンテンポラリーなサウンドに乗せて歌ったサウンドはある意味ショッキングで、且つ一般受けするものではなかったのでセールス的には振るわなかった。

 しかしながら、単純なメロディーとストレートな歌詞が持つ説得力はかなりなものがあり、今聴いても全く古臭くないのはさすがとしか言い様がない。。。!

 北原白秋にインスパイアされたラップ部分や間奏でボコーダー演奏される”いとしのエリー”など聴き所も多い。

 

11.私の世紀末カルテ

 

 ”LOVE AFFAIR~秘密のデート”のカップリング。

 アコギとハーモニカとオルガンのみで構築されたフォークソングで参加しているのは桑田と原のみである。

 「ソロじゃんって言われるけど、そんなところに垣根はないし…」と当時桑田は語っていたが、バンドという観点からいうとやはり異色。

 歌詞の内容もサラリーマンの悲哀を歌ったものでサザンとしては異色だ。

 ライヴでは歌詞を変えて、その当時の時事について歌ったのも異色という異色尽くしのナンバー。

 そんな中で「母さんあなたが歌ってくれた小唄が懐かしい」のくだりだけは決して崩さなかったところに桑田の意志を感じる。

 

12.SAUDADE~真冬の蜃気楼~

 

 ポルノグラフィティの”サウダージ”よりも若干早く同単語を使用したAOR色の強いナンバー。 

 ”イエマンジャー”などブラジルゆかりの言葉が出てくるのでボサノバっぽい味わいもある。

 ハードな楽曲が続くこのアルバムの中ではどこか清涼剤的役割を果たしている。

 

13.GIMME SOME LOVIN’~生命果てるまで~

 

 桑田のソロアルバム「孤独の太陽」(1994年)収録の”エロスで殺して(ROCK ON)”に続くSMをモチーフにしたナンバー。

 ”エロスで~”と同じく女王様とM男の関係を赤裸々に綴った歌詞に圧倒される。

 サウンドが疾走感に溢れていることで卑猥さが薄まっているのが技なんだろうな。。。

 

14.SEA SIDE WOMAN BLUES

 

 1997年リリースの”01 MESSENGER~電子狂の詩~のカップリング。

 クールファイブやマヒナスターズに代表されるムード歌謡を桑田が正しく継承しているのがお見事。。。!

 ビートたけしがこの曲を大のお気に入りにしていたのは有名で、「足立区のたけし、世界の北野」のエンディングでたけし自身が歌っていた。

 

15.(The Return of)01 MESSENGER~電子狂の詩~(Album Version)

 

 1997年リリースのシングルのリミックスヴァージョン。

 完全に別名義の楽曲となったのは現時点でこの曲のみ。

 シングルヴァージョンの出来に納得がいっていなかった桑田がテーマである”電脳世界”にサウンドを近づけようとリミックスを施した。

 その結果、音にサイバー感が増したことは事実だが、印象的なギターリフがブツ切れにされてしまい、ハードロックとしてのカッコ良さは薄くなった。

 どちらが良いかは好みの問題だが、俺はシングルヴァージョンの方が好き。

 

16.素敵な夢を叶えましょう
 

 ヘヴィな楽曲が続いたアルバムのクロージングとしてはあまりにも穏やかなバラード。

 サザン(南十字)とファン(戯れる星)の関係をストレートに歌いながら、「あるがままに歌いし人」などビートルズに対する目配せも忘れない。

 そんなサザン・桑田の姿勢がたまらなく大好きだ。。。!

 

 

 「さくら」は1998年10月21日にサザンオールスターズ13枚目のオリジナルアルバムとしてリリースされた。(数字は「稲村ジェーン」を含む)

  オリコンチャートで2週連続1位を獲得したが、「Southern All Stars」以来続いていたミリオンセールスを割ってしまった。

  当時のサザンのメンバーは桑田佳祐(ボーカル、ギター)、大森隆志(ギター)、関口和之(ベース)、原由子(キーボード、ボーカル)、松田弘(ドラムス)、野沢秀行(パーカッション)の6人

 

  デビュー20周年記念の意味合いを込めてリリースされた作品である。

 そして結果論であるが、”サザンが20世紀最後にリリースしたアルバム”と”6人編成でリリースした最後のアルバム”という付加価値も付いた。

 

 このアルバムの大きな特徴は曲毎レビューでも再三述べたが、”ハード”である。

 約3000時間という途方もなく長いレコーディング時間で創り上げられたアルバムは78分強というCDの限界に挑む収録時間となった。

 桑田は「やりたいことを好き放題やった」と後年語ったが、そのやりたいことが”ハード”なサウンドにあったことは疑いようもない。

 事実、このアルバムを受けて行われたツアー「Se O no Luja na Quites(セオーノ・ルーハ・ナ・キテス)~素敵な春の逢瀬~」ではバラードは1曲のみで、ほとんどがロックナンバーであった。

 

 アルバムに話を戻すと、とんでもないボリューム感と多様な音楽性が感じられる傑作で前作「Young Love」の世界をより深化させたような印象がある。

 その分詩・サウンド共にハードなナンバーが多く、人によっては「重たい」印象を与えるアルバムかもしれない。

 ミリオンセールスを記録しなかったこともそうだし、この時期ライトファンは離れていった。

 だがわずか数週でランキングから落ち忘れ去られてしまう軽薄短小なサウンドが氾濫する現在にこそ聴かれるべき存在といえよう。

 11年という年月が経っても「さくら」のヘヴィネスは決して色褪せないし、むしろ”孤高のアルバム”として凛とそそり立っている。。。!

 

 紛うことなき傑作。。。!!

 

 

 さて、ラストは音源紹介。。。!!

 

 

●NO-NO-YEAH/GO-GO-YEAH

 

 http://www.youtube.com/watch?v=mNjJGTpFqs8 

 

 音源のみ。

 このハードさが最高。。。!

 血湧き、肉躍るわ。。。!!

 

●01 MESSENGER~電子狂の詩~

 

 http://www.youtube.com/watch?v=X4Zb37ZVKiQ

 

 おそらく「ミュージックステーション」出演時のもの。

 演奏はカラオケで、ボーカルだけ生音。

 それでも超カッコイイ。。。!

 魅入る。。。!!

 

●BLUE HEAVEN

 

 http://www.youtube.com/watch?v=ZlMqaAhxBjE

 

 映像はPV。

 美しい曲を彩る美しい映像。

 ご堪能あれ。。。!

 

 

 ではまた次回^^

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コメント

早速聴いちゃった(´┐`)http://www.youtube.com/watch?v=fHo737uu8vA
2009/08/16(日) 23:13:44 | URL | プログレ子 #79D/WHSg[ 編集 ]

プログレ子さん<そこ聴きますか。。。^-^;;;
2009/08/16(日) 23:33:05 | URL | drivemycar #79D/WHSg[ 編集 ]

NO-NO-YEAH/GO-GO-YEAH!!!これいいね!!!スキスキ!
2009/08/17(月) 00:42:38 | URL | Bear Pooh #79D/WHSg[ 編集 ]

「さくら」も好きなアルバムやな~♪ 
どちらかと言えば、この辺からヘビーに聞き出した方なので。。。
(●´ω`●)ゞエヘヘ
2009/08/17(月) 01:26:29 | URL | sabaraja #79D/WHSg[ 編集 ]

どこを取っても圧巻の流れで、発売当時10代だった僕としては、それまで聴いた中で一番ヘヴィなアルバムでした。
それでいて良メロの宝庫でもあり、ロックを思う存分堪能した思い出があります^^
2009/08/17(月) 18:03:53 | URL | Mark Cottonfield #79D/WHSg[ 編集 ]

ベアーさん<サザンってカッコイイ”ロックバンド”なんですよ。。。^-^
さばちゃん<そうなんだ。。。!
        この辺からハマったら面白いよね。。。^-^
Markさん<良メロとヘヴィネスが融合している(しかもメタルじゃない)
       稀有なアルバムだと思います。。。!
2009/08/18(火) 00:44:35 | URL | drivemycar #79D/WHSg[ 編集 ]

実は「01 MESSENGER」は女同士のカラオケでよく歌ったりします。
でもTMSメンバーの前じゃ絶対歌いませんww
2009/08/18(火) 09:16:18 | URL | 黒猫藝帝 #79D/WHSg[ 編集 ]

大好きな「LOVE AFFAIR~秘密のデート」が収録されているので
さくらは好きなアルバムです。
「BLUE HEAVEN」も名曲だと思いますっ♪
2009/08/18(火) 20:48:06 | URL | nami丸 #79D/WHSg[ 編集 ]

ゲーテ<聴きたいから今度歌ってよ。。。^-^
なみちゃん<ヘヴィなサザンはあまり好みじゃないんですね。
2009/08/18(火) 22:59:25 | URL | drivemycar #79D/WHSg[ 編集 ]
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