Drivin' with The Devil

主に自作小説・ロック論・マンガ論などを”狭く深く”書いてます。 どうぞ気軽に楽しんでいってください。。。!! 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 毎度。。。!

 

 今回は”30周年記念”サザンオールスターズのアルバムレビューやっちゃうよ。。。!

 

 

 

 ではでは早速。。。!!

 

 

 

収録曲

 

1.BOON BOON BOON~OUR LOVE[MEDLEY]

 

 ツイスト、あるいはロカビリーといった古の音楽ジャンルを1990年代の音で構築し直したミディアムナンバー。

 

 「妖しい音にコブラが踊り」、「濡れたカルマを性という」など桑田佳祐が表現するセクシャルな歌詞も秀逸。

 

 終始引っかかりのある音作りが成されて聴く者の脳を捏ねくりまわしていく感じが見事だ。

 

 そして、一瞬の静寂の後訪れる”OUR LOVE”の調べに持っていかれる。。。! 

 

 「小指と小指でKissをしよう」

 


2.GUITAR MAN’S RAG(君に奏でるギター) 

 

 お次はブルースロックの90年代的解釈。

 

 女体をギターと重ね合わせる内容はロックを演る者であれば一度は聞いたことがあるカテゴリーだと思うが、それを上手に曲に乗せてしまう辺りは流石としか言い様がない。。。!

 

 

3.せつない胸に風が吹いてた 

 

 桑田お得意の”郷愁もの”の最高傑作。

 

 学生時代から大人へと巣立とうとする岐路でモラトリアムに徹するのかそれとも社会人になるのかどうかの葛藤をセンチメンタルな歌詞で歌い上げる展開が素晴らし過ぎ。

 

 それを下支えする美しいメロディーは桑田にしか作れないものだと断言する。

 

 俺はこの曲がとても好きで、一度だけライヴで歌ったことがある思い出の曲。。。

 

 

4.シュラバ★ラ★バンバ

 

 30枚目のシングル。

 

 言葉遊びを重視した歌詞が面白い。

 

 そしてクラブで鳴っても全く違和感がないほどダンサブルでモダンなデジタルロックに仕上がっている。

 

 

5.慕情 

 

 「日本人に生まれて良かった」と思わせる情緒的で侘び寂びの効いたバラード。

 

 一見目だたないが、ファンのみならず人気の高い名曲。

 


6.ニッポンのヒール 

 

 桑田のボブ・ディラン好きがモロに出た風刺ソング。

 

 後のソロアルバム「孤独の太陽」の雛形にもなった重要曲だと個人的には思っている。

 

 マシンガンのように言葉の礫を聴き手にぶつける桑田が最高にクールだ。。。!

 

 この辺の桑田が実は俺一番好きだったりするかも。

 

 

7.ポカンポカンと雨が降る (レイニー ナイト イン ブルー) 

 

 原由子のボーカル曲。

 

 デジタル中心のサウンドでありながら歌謡曲フレーヴァーの強い仕上がりになっているのが興味深い。

 


8.HAIR 

 

 イントロなしでアコギ一本で歌う序盤から次第に盛り上がっていき、最終的にはプログレッシヴロックのような展開を見せる壮大な楽曲。

 

 その中で「天国の面積は人生を印刷するスペース」や「静寂の音量はコンドームに残るノイズ」などハチャメチャな言葉遊びを披露してみせるのだから桑田の才能に畏怖の念を禁じえない。

 

 さりげなく「muddy water」というフレーズを織り込み偉大なるブルースマンに敬意を表しているのも凄い。

 

 

9.君だけに夢をもう一度 

 

 ”シュラバ★ラ★バンバ”のカップリングでCMソングにもなった。

 

 サザンが持っているポップバンドとしての資質を共同プロデューサーである小林武史が極限まで増幅させた印象がある。

 

 俺的には小林色を省いた形で再録してほしいと思っている。

 

 

10.DING DONG(僕だけのアイドル) 

 

 典型的なハードロックのコード進行でありながら、全くそういう感じを抱かせないアレンジが秀逸なロックナンバー。

 

 それどころかポップ色が出ているところがクール。。。!

 

 ロリータ・コンプレックスというある種タブーな世界を歌詞にしてしまったところも強烈。

 

 それでいて全然嫌味にならないのがサザン・桑田マジック。。。!!

 

 

11.涙のキッス 

 

 31枚目のシングル。

 

 伝説のドラマ「ずっとあなたが好きだった」の主題歌としても有名で、ミリオンセラーを記録した。

 

 「ずっと~」の影響で女々しい男の悲哀を歌ったバラードだと思われているが、実は恋人同士の別れを描いたスタンダードな歌詞世界である。

 

 あまり言及されないが、この曲の肝はそこかしこに散りばめられた黒人音楽(ゴスペル、モータウンサウンド)の要素と、それをそれと聴かせない桑田&小林の職人技だ。

 

 

12.ブリブリボーダーライン 

 

 この曲もセクシャルな言葉遊びが面白いロックチューン。

 

 90年代半ばまでライヴで頻繁に演奏されたが、最近はちょっとご無沙汰気味。

 

 それくらいノリの良い曲。

 

 

13.亀が泳ぐ街 

 

 戦後復興していく東京の姿をゴリゴリのブルースで表現してみせた異色作。

 

 7分4秒という時間はサザンナンバー歴代2位の長さ。

 

 正直間延びする印象もあるけど桑田のブルース好きの一面をたっぷり味わえる通好みの一曲。

 

 

14.ホリディ~ スリラー「魔の休日」より

 

 ”涙のキッス”のカップリング。

 

 アガサ・クリスティの推理小説をモデルにして作り上げられたミステリアスな歌詞が鮮烈。。。!

 

 それを彩るポップサウンドも実に心地良い。

 

 キーが高いためかライヴでは一度も演奏されたことがない。

 


15.IF I EVER HEAR YOU KNOCKING ON MY DOOR 

 

 全英語詞。

 

 ア・カペラで歌われる美しいバラード。

 

 ボーカルもコーラスも全て桑田の声。

 

 

16.CHRISTMAS TIME FOREVER 

 

 人の心の闇を歌ったクリスマスソング。

 

 このアルバムリリース時に桑田は「これからのサザンは闇も表現していかないと」という趣旨の発言をしていたが、それを具象化したようなバラードである。

 

 「永遠の生命を…」

 

 少年少女合唱団みずうみのコーラスが胸にズンと響く。

 

 

 

 「世に万葉の花が咲くなり」はサザンオールスターズ11枚目のオリジナルアルバム(「稲村ジェーン」を含む)として1992年9月26日にリリースされた。

 

 オリコンチャートで4週連続1位を記録した。

 

 当時のサザンのメンバーは桑田佳祐(ボーカル、ギター)、大森隆志(ギター)、関口和之(ベース)、原由子(キーボード、ボーカル)、松田弘(ドラムス)、野沢秀行(パーカッション)の6人。

 

 ただし、関口は当時病気療養のため長期休養しており実質的にはこのアルバムに参加していない。

 

 そして小林武史が共同プロデューサーとしてサザンのアルバム丸々1枚に関わった唯一の作品でもある。

 

 桑田と敏腕プロデューサー小林の共同作業が悪かろうはずもなく、このアルバムには捨て曲が一切ないし、約74分というヴォリュームの中濃密なサウンドが展開される。

 

 世間的な評価も非常に高い。

 

 しかしながら、俺はそれら全部踏まえた上でこのアルバムがサザン全アルバム中一番苦手である。

 

 理由は小林の色が強過ぎて何だかサザンの色があまり感じられないからだ。

 

 バンドというよりは巨大な”ユニット”になってしまった印象を受けて寂しく思ったりもした。

 

 桑田のソロならありなんだけど、サザンというバンドを考えると小林色は少し抑えめにするべきだったのではと今でも思っている。

 

 それでも今聴いても全然古臭くなっていないのは素晴らしい。

 

 やはり避けて通れない重要作。。。!!

 

 

 

 さて、ラストは映像紹介。

 

 

 

●せつない胸に風が吹いてた

 

 http://www.youtube.com/watch?v=05EhhmkVFgg

 

 1997年の年越しライヴ「おっぱいなんてプー」からの映像。

 

 こうしてライヴで聴くとバンドサウンドに変貌していてこの曲の真価を味わえる。。。

 

 

●慕情

 

 http://www.youtube.com/watch?v=LYDfUTmBHuc

 

 1992年から1993年にかけて行われたツアー「歌う日本シリーズ」からの映像。

 

 桑田のボーカリストとしての技量を堪能されたし。。。!!

 

 

 

 

 

 ではまた次回^^

 

 

 

スポンサーサイト
コメント

やっぱしこの中では「涙のキッス」が最高でガス^^
2009/07/19(日) 23:50:19 | URL | アビパパ #79D/WHSg[ 編集 ]

アビパパさん<メジャーなのに通好みなところがいいですよね。。。!
2009/07/20(月) 00:38:31 | URL | drivemycar #79D/WHSg[ 編集 ]

ドラちゃんは本当レビュー書くのが上手いね~;; 音楽ライターにしてあげたいよ;;
実はこのレビューで今まで何枚か買ってます( ´艸`)
2009/07/20(月) 01:41:59 | URL | Bear Pooh #79D/WHSg[ 編集 ]

同じサザンファンとして、恥ずかしくなるくらい無知だなって思う今日この頃・・・
2009/07/20(月) 01:44:35 | URL | sabaraja #79D/WHSg[ 編集 ]

ベアーさん<その言葉はマジ嬉しいです。。。!!
        しかも何枚か買っているなんて。。。!!
さばちゃん<そんなことないよ。
        さばちゃんは俺よりも生サザン多く経験してるし、何よりもサザンに対する
        愛情が半端じゃない。
        ファンとして最高のスタンスだと思うよ。。。!  
2009/07/20(月) 11:12:30 | URL | drivemycar #79D/WHSg[ 編集 ]

私も苦手。でも「せつない~」と「慕情」は確実に名曲。
2009/07/21(火) 08:05:07 | URL | 黒猫藝帝 #79D/WHSg[ 編集 ]

私としてもこのアルバムが凄く好きなのかと問われると
YESと答えられるかどうか疑問ですが、
かなり何度も聴いたアルバムである事は確かです。
だからどの曲にも思い出がいっぱいです。
特に慕情を聴くとその頃の事を思い出します。
2009/07/21(火) 21:02:44 | URL | nami丸 #79D/WHSg[ 編集 ]

ゲーテ<互いにこれが苦手ってことはやっぱバンドマンだからなんだろうな。。。
なみちゃん<好きなら好きで良いと思います。
2009/07/21(火) 22:17:38 | URL | drivemycar #79D/WHSg[ 編集 ]

音楽ってヤジロベーみたいに一見不安定だけど不思議とバランスが取れているみたいなほうが目を引くし面白い。
それは必ずしも完成度とは一致しないんだけど、コレは完成度の高いアルバムですよねぇ。
2009/07/27(月) 02:20:29 | URL | KURUMI #79D/WHSg[ 編集 ]

KURUMI<うん、桑田と小林の完全主義者的一面が一番出たアルバムだと思う。
2009/07/27(月) 22:32:02 | URL | drivemycar #79D/WHSg[ 編集 ]
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。