Drivin' with The Devil

主に自作小説・ロック論・マンガ論などを”狭く深く”書いてます。 どうぞ気軽に楽しんでいってください。。。!! 

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収録曲

 

1.マリアンヌ 

 

 衝撃のファーストアルバム「ジャックスの世界」(1968年)収録曲。

 

 ジャックスの代表曲の一つで、インディーズレーベルのタクトからもシングルがリリースされたし、「Echoes In The Radio」(発表は1986年)ではアンプラグドヴァージョンも聴ける。

 

 ここで聴けるのはオーヴァーダビングなしの一発録りテイク。

 

 ジャズの要素が色濃いサウンドが期せずして荒々しいロック調になっているところがクール。

 

 木田高介のドラムが暴走を誘発しているんだな。

 

 早川義夫のボーカルは時折裏返りながらもオリジナルに負けない呪詛を撒き散らしており、最高にカッコイイ。。。!

 

 

2.裏切りの季節 

 

 同じく「ジャックスの世界」収録曲。

 

 やはりこちらもオリジナルよりも荒っぽい演奏で非常にカッコイイ。

 

 編集の都合上か途中で終わってしまうのがもったいないくらいの出来。。。!

 

 

3.われた鏡の中から 

 

 「ジャックスの世界」収録の代表曲。

 

 オリジナルもロック色の強いサウンドだったが、ここでのテンションの高さはオリジナルを軽く凌駕せんばかりの勢いだ。

 

 モタろうが、音程を外そうがお構いなしに、まるで伝えたいことを吐き切るように歌う早川のボーカルに鳥肌が立ちまくり。。。!

 

 水橋春夫のギターもソリッドに鳴り響いている。

 

 

4.由美子はいない 

 

 オリジナルアルバム未収録曲。

 

 その存在を知りながら俺もこのアルバムでようやく聴くことができた。

 

 このアルバム全体に溢れる怖いまでに高いテンションはこの曲にも流れている。

 

 早川のボーカルが凄まじい。

 

 特にラストの「墓はどこに、墓はどこに、墓はどこにあるんだ」(聴き取り)のリフレインが聴く者をどん底へ突き落す。。。!

 

 

5.地獄の季節 

 

 「Echoes In The Radio」にオリジナルヴァージョンが収められているナンバー。

 

 ジャックスのオリジナルメンバーである高橋末広が作曲。

 

 オリジンが早川と高橋のハーモニーを生かした明るい感じ(歌詞は救いようもなく暗いが)のフォークソングだったのに対して、ここではビートルズにも通じるポップだけど翳りのあるサウンドをバックに早川がドロドロとしたボーカルを聴かせてくれる。

 

 名演。。。!!

 

 「誰だって俺だって生きてゆくのぶきっちょだからな…」

 

 

6.お前はひな菊 

 

 この曲もオリジナルアルバム未収録曲。

 

 しかしながらジャックスのライヴでは重要なレパートリーになっていたという。

 

 「俺はお前と寝たいだけ、俺は山百合、お前はひな菊」(聴き取り)

 

 「お前が好きさ、可愛いと思うさ お前の裸を汚したいのさ」(聴き取り)

 

 過去記事でも書いたが、これだけ男の直接的な性衝動を直接的なロックサウンドで歌った曲を俺は知らない。

 

 もっと評価されるべき名曲。。。!

 

 なお、早川のソロアルバム「この世で一番キレイなもの」(1994年)ではセルフカヴァーヴァージョンが収められており、そちらも必聴。。。!

 

 

7.敵は遠くに(inst) 
8.裏切りの季節(inst) 
9.海と女の子(inst) 
10.Dm4-50(inst) 
11.からっぽの世界(inst) 

 

 映画用のBGMとして演奏されたインストヴァージョン。

 

 8、11は「ジャックスの世界」で、7と10は「ジャックスの奇蹟」(1969年)でオリジナルが聴ける。

 

 7、9は今回このアルバムで初めてCD化された。

 

 映画用とはいえど、「自由に演奏してくれ」と指示されていたようで奔放なジャックスサウンドが堪能できる。

 

 どれも素晴らしい出来だが、特に”敵は遠くに”でのサックスソロと”海と女の子”のリリカルな演奏、早川が歌う”Dm4-50”などが聴きモノ。

 

 ”からっぽの世界”もインストで聴くとまた違った表情が浮かんできて面白い。

 

 

12.お前に夢中さ 

 

 GSバンド、カーナビーツのカヴァー。

 

 徹底してオリジナルを演奏することにこだわったジャックスにカヴァー曲があったということは驚きだが、映画音楽の仕事と割り切ってのことだろう。

 

 改めて思ったが、ジャックスってGSと同期なんだよね。

 

 あまりにもオリジナルだからそのことを忘れていた。

 

 そしてそれはこのカヴァーからもビシビシ伝わってくる。

 

 GS調に演奏しているが、どこまでもジャックス。。。!

 

 

13.忘れ得ぬ君 

 

 こちらは萩原健一が在籍したGSバンド、テンプターズのカヴァー。

 

 オリジナルよりもテンポを落としてブルージーに演奏する様が実に良い。

 

 ショーケンが郷愁を込めて歌った曲も早川の手にかかると地獄への招待状のように鳴り響く。

 

 

14. Eの巡回 
15. Aの巡回 
16. Gの巡回 
17. M-10 
18. M-19 
19. M-18 For your loveのコード 
20. お前に夢中さ(inst) 

 

 映画のBGM用のインスト。

 

 15、17~20が今回初CD化となった曲。

 

 どの曲を聴いてもジャックスというバンドがロック、ジャズ、フォークといったあらゆる音楽要素を内包していることがわかる。

 

 早川のボーカルがないことでそういう音楽的要素が浮かび上がってくるのだ。

 

 いかに早川のボーカルが独特であるかを逆説的に証明してくれている。

 

 ”Aの巡回”で聴けるスティールギターはジャックスでは珍しい。

 

 ”Gの巡回”や”M‐10”のベンチャーズ的展開も驚き。

 

 個人的には”M‐19”、”M-18 For your loveのコード”、”お前に夢中さ(inst)”でのサイケ調の展開が好きだ。

 

 

 

 「腹貸し女」とは1968年3月に公開されたピンク映画である。

 

 監督は最近「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」(2008年)で話題を呼んだ若松孝二。

 

 映画については未見なので、言及を避ける。

 

 若松については色々語りたいのだが、稿を改めることにする。

 

 2008年、唐突に「若松孝二傑作選」と称して3枚のサントラがリリースされた。

 

 山下洋輔トリオがフリージャズの極北を見せる「天使の恍惚」、つのだ☆ひろが異常なまでの轟音ドラムを叩き出すバンド、フード・ブレインの「新宿マッド」。

 

 そしてジャックスの「腹貸し女」である。

 

 この「腹貸し女」のサントラはジャックスファンにとって待望のリリースであった。

 

 全曲映画のために一発録りされた別ヴァージョンで”由美子はいない”、”お前はひな菊”といったオリジナルアルバム未収録曲、そして今回のCD化で初登場となった7曲など待たされた甲斐のある充実した内容となっている。

 

 モノラル録音でありながら、一発録りなのでライヴを聴いているような感覚に陥るところが最大の魅力だろう。

 

 再三語っているが、とにかくテンションが高い。

 

 決して演奏は上手くない。

 

 特に早川義夫のボーカルはハシる、モタる、ハズすの三拍子揃っていて、本来ならヘタクソ扱いされてしまう。

 

 しかし、実際に彼の歌を聴くとその表現力に圧倒され平伏す。

 

 演奏の上手い下手で価値が決まらない音楽の典型と言って良いだろう。

 

 ”ジャックスのサードアルバム”と呼んでも大袈裟ではない名盤だ。。。!

 

 何度も何度も繰り返し聴いている。。。

 

 

 

 

 

 

 「天使の恍惚」と「新宿マッド」も聴きたくなってきた。。。

 

 買おうっと。。。!!

 

 

 

 

 

 ではまた次回^^

 

 

 

 

 

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コメント

まったく知識がなかったのでYoutube検索して 堕天使ロック聞いてみました。
独特な感性ですね!
2009/04/15(水) 00:01:40 | URL | 元ダンサー #79D/WHSg[ 編集 ]

ダンサーさん<おっしゃる通り、早川はオンリーワンの存在感があります。
         過去記事で結構ジャックス(早川)について書いています。
         よかったらどうぞ。。。^-^ 
2009/04/15(水) 00:19:55 | URL | drivemycar #79D/WHSg[ 編集 ]

『腹貸し女』とは、またすごいタイトルの映画ですなぁ・・・
きっとジャックスの独特な雰囲気の曲に、映像もマッチしてるんだろうね~
2009/04/15(水) 01:37:27 | URL | sabaraja #79D/WHSg[ 編集 ]

腹貸し女"o(-_-;*) キニナル
2009/04/15(水) 06:02:32 | URL | あ~たん☆☆ #79D/WHSg[ 編集 ]

まず、この映画が見たい。
若松監督の感性大好き!ジャックスぴったりだろうなぁ・・・。
この時代の邦画音楽ってヤケにおしゃれなの多いんだよね。
2009/04/15(水) 10:30:33 | URL | 黒猫藝帝 #79D/WHSg[ 編集 ]

さばちゃん<ピンク映画だからねぇ。。。^-^;
        ジャックスは相変わらずのヤバさです。
あ~たん<気になるよね。。。
ゲーテ<若松監督って宮城県出身なのな、初めて知ったよ。。。
2009/04/15(水) 22:22:30 | URL | drivemycar #79D/WHSg[ 編集 ]
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