Drivin' with The Devil

主に自作小説・ロック論・マンガ論などを”狭く深く”書いてます。 どうぞ気軽に楽しんでいってください。。。!! 

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【収録作品】

 

二銭銅貨

 

 大正12年発表。記念すべき乱歩のデビュー作。

 貧乏暮らしをしている二人の天才青年の知恵比べ。。。!

 「あの泥棒が羨ましい」という鮮烈な書き出し、そして大胆にも念仏を用いた暗号トリックがあまりにも強烈。。。!

 今読んでも古さを感じさせない永遠の傑作。

 

一枚の切符

 

 大正12年発表。「二銭銅貨」と同時に書かれた作品だが発表はこちらが後。

 自殺だと思われた事件を実は殺人事件と論破する左右田青年の大胆な推理。。。!

 タイトルの通り切符が事件解決の重要な鍵なのだが、犬が大きな関わりを持っている部分が秀逸。。。!


恐ろしき錯誤

 

 大正12年発表。 

 妻の死を疑う夫が疑惑を友人へ向けるが。。。?

 人間の深層心理の不気味さを短い中見事に描き切った快作。。。!


二癈人

 

 大正13年発表。

 湯治場で語り合う二人の廃人。一人は戦争で身体が不自由になり、もう一人は夢遊病で人生を棒に振った男だった。

 二人の男の告白はひたすら暗いが結末のどんでん返しが不思議な爽やかさを誘発させる。

 乱歩作品の中では目立たないけど俺は凄く大好き。。。!


双生児

 

 大正13年発表。

 強盗殺人を犯した男の驚くべき告白とは。。。?

 タイトルの通り双子が重要なキーになっている短編。


D坂の殺人事件

 

 大正14年発表。

 D坂にある古本屋の細君が殺された。目撃者は全くなし。警察もお手上げのこの難事件に二人の青年が挑む。

 後に乱歩作品の重要キャラクターとなる名探偵明智小五郎の初登場作としてあまりにも有名。(この作品の明智は今でいうニートである)

 日本式の家屋で密室殺人事件を成立させた斬新な手法もさることながら真犯人の動機が凄まじ過ぎ。。。!大正時代にこれだけのものを書いた乱歩に敬服してしまう。。。!

 明智小五郎の飄々とした人物描写もクール。。。!


心理試験

 

 大正14年発表。この作品をもって乱歩は専業作家への道を歩む。その意味でも記念碑的作品。

 高利貸しの老婆が惨殺された。容疑者として二人の学生が「心理試験」を受けることに。職業探偵になった明智小五郎は「心理試験」の結果を見てある罠を仕掛ける。。。!

 数多い乱歩作品の中でも群を抜く傑作。。。!

 何より革命的なのが開始1ページ目で犯人がわかっていることである。その犯人の不気味な思考や犯人を逮捕するべく明智が奮闘(飄々としているが。。。)する部分でドラマが形成されているのだ。「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」の雛形といって良い。

 とにかく面白い。。。! 


黒手組

 

 大正14年発表。  

 明智の伯父の娘富美子が黒手組に誘拐され身代金1万円を奪われてしまう。事件解決に明智が乗り出すが…

 明智小五郎の第3作であるが「D坂の殺人事件」や「心理試験」に比べると印象が薄いような気がする。手紙の暗号もイマイチ。。。乱歩本人もあまり気に入ってなかったらしい。


赤い部屋

 

 大正14年発表。

 奇妙な会合が開かれている「赤い部屋」。今回の語り手は日常生活に生きがいを見出せない男の告白だった。男が見つけた恐るべき生きがいとは。。。?

 本格推理作家である乱歩のもう一つの顔、猟奇・グロテスク趣味が初めて前面に出た作品。男の告白の不気味なリアリティも凄いが、話が終わった後の恐怖のどんでん返しも素晴らしい。。。!

 オススメ。。。!!

   
日記帳

 

 大正14年発表。

 若くして死んだ弟の日記から兄は女性との文通の事実を知る。

 内気な人間の心の機微を描いた小品である。


算盤が恋を語る話

 

 大正14年発表。

 とある会社にて、算盤に夢中になった内気な男が気づいたある事実とは。。。?

 これが「赤い部屋」や「人間椅子」と同じ作者の作品とは思えない。。。

 結末が侘しくて泣ける。。。


幽霊

 

 大正14年発表。

 死んだはずの男が行く先々で現れる。その謎に明智小五郎が挑む。

 明智シリーズの第4作。

 乱歩本人も認める駄作であり明智シリーズでなければ本当に印象に残らない。。。

 
盗難

 

 大正14年発表。

 あこぎな荒稼ぎをしていた新興宗教の主任宛に金を盗むという予告状が届いた!

 大正14年の時点で新興宗教の怪しさに着目し作品に取り入れた乱歩の先見の明が素晴らしい。。。!!


白昼夢

 

 大正14年発表。

 大通りを歩いていた男が見た妖しい情景の数々!

 ショートショート。本当に短い。しかしながらシュールレアリズムとしか言いようのない描写が凄まじくファンの間では人気が高いし、映像化の機会も多い。


指環

 

 大正14年発表。

 汽車の中で起こった指輪盗難事件のトリックとは。。。?

 乱歩作品の中ではマイナーだが会話形式の手法がキマった本格推理短編である。


夢遊病者の死

 

 大正14年発表。 

 夢遊病者が殺人を起こしたと思い込んだことから始まる悲劇。

 着想は面白いのだがインパクトに欠ける仕上がりになってしまったように思う。


百面相役者

 

 大正14年発表。

 二人の青年が百面相役者と呼ばれる変装の名人の芝居を観に行く。そこで二人が見たものは。。。?

 結末を考えずに勢いで書いたような作品で正直面白くないのだが、それでもどこか心に引っかかるんだよなぁ。。。


屋根裏の散歩者

 

 大正14年発表。

 何に対しても面白さを感じない一種の奇人である青年が、犯罪に興味を覚えその欲求を満たすべく住んでいる館の屋根裏を夜な夜な徘徊するようになる。

 明智シリーズ第5作。映画化もされているので知っている方も多いだろう。

 紛うことなき大傑作である!

 屋根裏の散歩を行う男がそこへ到達するまでの異常な心理描写、”屋根裏の散歩”のリアルで克明な描写、後半の明智の名推理、そのどれもが秀逸で読み手をグイグイと作品世界に引きずり込むパワーを持っているのだ。。。!

 殺人の場面など整合性に欠ける部分もあるのだが、そんな所を批評することすら馬鹿馬鹿しくなるほどの乱歩ワールドが全開である。。。!

 読むべし。。。!


一人二役

 

 大正14年発表。 

 ある男がその妻に対して別人を装い近づくが。。。

 正直物足りない。。。長編向きのプロットだったように思う。

 それが「猟奇の果て」(長編小説。後に語るのでここではタイトルのみ。。。)だとすると厳しいのだが。。。


疑惑

 

 大正14年発表。

 二人の人物の会話。その一人の父親が撲殺された。父親は酒乱であり家族全員から恨みを買っていた。残された家族は誰が犯人なのかお互いを疑い出す。。。

 乱歩らしくない作品だが血の繋がった者同士が疑り合うという展開はかなり面白い。


人間椅子

 

 大正14年作品。

 ある日、女流作家の元に一通の手紙が届いた。そこに記載されていた世にもおぞましい告白譚とは。。。!?

 乱歩の怪奇幻想趣味がこれでもかと叩きつけられる傑作。。。!「人間椅子」という発想、そしてその発想に至るまでの経緯の恐ろしさ。。。!驚愕のラストまで一気に読むことができる。。。!

 そしてそのラストのヤバさに驚くこと間違いなし。。。!!


接吻

 

 大正14年発表。

 新婚夫婦の妻が抱えているある秘密とは。。。?

 乱歩には極めて珍しいユーモア小説だが結末は男にとっては身につまされるかも。。。?

 


 

 

 

 

 いきなり作品毎に語り倒してしまったが。。。

 

 

 

 以前も書いたことがあるけど俺は小説を書く人間でありながら小説にほとんど影響を受けたことがない。

 

 強い影響を受けたのは手塚治虫、永井豪、石森章太郎、楳図かずお、梶原一騎などマンガ作品がとても多い。

 

 あとはロックバカなのでロックのサウンドや歌詞に影響を受けることもしばしば。。。

 

 ホント、小説の影響って少ないんだよ。

 

 そんな俺が敬愛するただ一人の作家が江戸川乱歩なんだ。

 (俺がどれだけ乱歩好きかは過去記事http://myhome.cururu.jp/drivemycar1965/blog/article/40002558361参照のこと。)

 

 この記事から約2年。。。

 

 ようやく乱歩を語りたいという欲求が形になったのであえて前置き抜きで作品論に入ってみた。

 

 乱歩の作品は様々な出版社から刊行されている。上記の光文社全集(全30巻)や創元推理文庫の乱歩傑作選(全19巻)、春陽堂文庫全集(全30巻)、角川ホラー文庫(全7巻)などが現在でも書店で手に入る乱歩の文庫本であるが作品量の多さ、最新刊行という観点からここでは光文社の乱歩全集を元に語っていきたい。

 

 光文社全集の第1巻はデビュー作「二銭銅貨」をはじめ大正12~14年の短編作品が収められている。

 

 わずか2年間の間に様々なプロット、形式の作品が収められているし順番に並べただけなのに傑作とそうでない作品のコントラストも非常に見事に提示されている。

 

 読みやすい作品が多いので初心者の方の入り口にももってこいだと思う。

 

 個人的なオススメは「二銭銅貨」、「二癈人」、「D坂の殺人事件」、「心理試験」、「赤い部屋」、「白昼夢」、「屋根裏の散歩者」、「人間椅子 」、「接吻」辺り。

 

 メジャーどこが並んだなぁ。。。^-^;

 

 その中でも一番好きなのは。。。赤い部屋」かな。。。

 

 

 

 

 

 この記事を読んで少しでも乱歩に興味を持っていただけたら幸いだ。。。

 

 乱歩論、今後も月イチペースでお送りして必ず完結したい。。。!

 

 

 

 

 

 ではまた次回^^ 

 

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icon 今週のお題

いま住んでいる街の自慢できるところは何ですか?


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オフクロ「ちょっと、●●●(俺の本名)」

 

俺「ん。。。?」

 

オフクロ「今日紀香ちゃんと誰だっけ、あの人。。。あぁ、陣内!二人の披露宴テレビでやるんだね。。。」

 

俺「ふぅん、今日だったんだ。。。」

 

オフクロ「観るの。。。?」

 

俺「観ねぇよ。。。!」

 

オフクロ「あ、そう。。。」

 

 

以上実話。。。

 

 

。。。

 

。。。。。。

 

。。。。。。。。。

 

。。。。。。。。。。。。

 

。。。。。。。。。。。。。。。

 

 

。。。って。。。

 

オフクロよぉ、

 

 

 

 

「紀香ちゃん」って。。。!?いつ藤原紀香と友達になったんだよぉぉぉぉぉっ。。。!?!?

 

 

 

 

 

 

 

そりゃみのさんも「まさかの大豆粉!」って言うわ。。。!!(壊)

 

 

 

 

 

あ。。。

 

 

「お題に答えてないじゃん。。。!」って思った方々には申し訳ないけど、

 

 

 

 

 

 

答えないんで。。。^-^;(狂)

 

 

フハハハハハハハハハハハ。。。!!

 

 

 

 

 

 

 

何故か最後に映像紹介。。。

 

 

 

●オー・プリティ・ウーマン : ヴァン・ヘイレン

 

http://www.youtube.com/watch?v=JcB-BRSnlf8 

 

ロイ・オービソンの大ヒットナンバーのカバー。1982年のアルバム「ダイヴァー・ダウン」収録。

 

ヴァン・ヘイレンはカバーが上手なバンドとして知られているがこの曲も原曲のイメージを損なわない折り目正しい出来となっている。

 

しかし、このPVはブッ飛び過ぎ。。。!壊れ過ぎ。。。!!

 

まるで今日の俺の記事のようだ。。。!!

 

フハハハハハハハハ。。。!!

 

爆笑必至だよ。。。^-^

 

 

 

 

ではまた次回^^ 

 

 毎度。。。!!

 

 サザンオールスターズのシングル論も8回目を数える。

 

 シングルは現時点で52枚。今回で40枚いくんでもう終わりが近づいてきてるなぁ。。。

 

 今回は1995年~1997年までのシングル5作を語り倒していこう。

 

 この時期って(特に1997年頃)はライトファン離れが進んだ時期と言われておりセールス的には振るわなかった曲が多いが、個人的には好きな曲が多いし楽曲的にもバラエティに富んでると思う。換言すればそれだけ音楽的に冒険してたといえよう。

 

 

 

 ではでは早速GO。。。!! 

 (特に記載のないものは桑田佳祐作詩・作曲) 

 

 

 

●あなただけを ~Summer Heartbreak~ /

LOVE KOREA (1995年)

 

 http://www.jvcmusic.co.jp/sas/songs/items/VICL-36036.html


 福山雅治主演の月9ドラマ「いつかまた逢える」の主題歌でミリオンセラーを記録した。現在はアルバム「Young Love」に収録されている。カップリングはこのシングルでしか聴けない。

 

 サザンのパブリックイメージである「夏」を前面に押し出しながらどこか憂いのある物悲しい歌詞がとても印象的。バラードでありながらどこかポップなメロディーも秀逸。。。!

 

 自分の曲をあまり褒めない桑田佳祐がこの曲を高く評価しているのは非常に有名な話であり、

「自分の葬式ではこの曲を使って欲しい」というエピソードまで存在する。

 

 カップリングはタイトルの通り韓国、それも”日本で生活する韓国人”をテーマにしている。ポップミュージックのテーマとしてはデリケートな感じがするが全く湿っぽい印象を与えずに逆に明るさを生み出すことに成功している。

 

 「今何時!?」、「そうね大体ね」とサザン国歌”勝手にシンドバッド”の1節が出てくるがこのようなセルフパロディーは邦楽では珍しい。

 

 

●愛の言霊 ~Spiritual Message~ /

恋のジャック・ナイフ (1996年)

 

 http://www.jvcmusic.co.jp/sas/songs/items/VICL-36037.html 

 

 SMAP香取慎吾主演のドラマ「透明人間」の主題歌で150万枚のビッグヒットを記録した。因みにサザンのミリオンヒットはこの曲以降”TSUNAMI”までない。カップリング共アルバム「Young Love」収録。

 

 ヒップホップや民族音楽の要素を大胆に取り入れながらも歌詞がどこまでも和風のために全体の印象は”日本情緒を表現した曲”という極めて珍しい曲、というより桑田にしかこんな曲作れない。。。!!俺の中では10指に入るくらい大好きなサザンナンバーであり、このブログでも何度も書いているがこの曲があったからこそサザンは21世紀のJ-POPをサヴァイヴしているのだと信じている。

 

 当時流行していたサビから曲がスタートする所謂”小室哲哉式”または”ビーイング方式”の曲作りスタイルでありながら与える印象は全然違う。「生まれく叙情詩とは 蒼き星の挿話 夏の旋律とは 愛の言霊」という意味深な歌詞がシンプルでありながら美しいメロディーに乗り呪術的な印象を聴く者に与えている。他にも「宴はヤーレンソーラン」、「童っぱラッパ」、「湘南浪漫」、「ここに幸あれ」など素晴らしいフレーズが次々に飛び出す。インドネシア語のラップ(ラッパーは桑田ではなく民族研究家梅田英春)まで繰り出される曲構成も単純ながらインパクト大。。。!

 

 カップリングはサザンの”裏技”であるハードロック風味のコード進行がとてもクールなナンバー。それでいながら仕上がりはポップというのもこれまたサザンの”裏技”であり合わせ技がキマっている。。。!!

 

 サザンの曲の中でもキーが高く桑田本人も歌い辛いのか今まで1996年の全国ツアー「ザ・ガールズ万座ビーチ」でしかライヴ演奏されていない。もっとライヴで聴きたい作品の筆頭である。

 

 

●太陽は罪な奴 /

君に贈るLOVE SONG(1996年)

 

 http://www.jvcmusic.co.jp/sas/songs/items/VICL-36038.html

 

 「キリンラガービール」のCMソングにもなった底抜けに明るいポップナンバー。「Young Love」収録。なお、カップリングはこのシングルでしか聴けない。

 

 ギター、ベース、キーボード、ドラムというコンボスタイルを意識した作りになっておりポップナンバーでありながらバンド臭が非常に強い仕上がりとなっている。傑作アルバム「Young Love」がバンド回帰のアルバムであることがこの曲にも影響を与えている。

 

 この曲で最も印象的なのはPV。全編ビートルズのTV映画「マジカル・ミステリー・ツアー」のパロディーなのはあまりにも有名。。。!ゲストが多いのも特徴でバスガイドに当時のグラビアアイドル松田千奈、バスの運転手にかまやつひろし、乗客(?)にアントニオ猪木など豪華キャストがパロディー空間に彩りを添えている。残念ながらソフト化はされていないが必見の内容である。。。!

 

 カップリングは作詩・作曲松田弘。彼の線の細いボーカルが活かされた軽やかなポップナンバーに仕上がっている。

 

 

●01MESSENGER~電子狂の詩~ /

SEA SIDE WOMAN BLUES (1997年)

 

 http://www.jvcmusic.co.jp/sas/songs/items/VICL-36039.html

 

 サザンの全シングル中でも際立ってヘヴィなロックナンバー。オリジナルはこのシングルでしか聴けないがリミックスバージョンがアルバム「さくら」に収録されている。(カップリングも同様)

 

 インターネットが急速に普及していきコミュニケーションが不足した世の中を「電脳の世界」と位置付け憂いた詩の世界がハードロックサウンドと絡み合い絶妙なヘヴィネスを構築することに成功している。が、別の角度から見ればサザンのパブリックイメージから大きく逸脱しているのも事実でありライトファンが離れていくきっかけとなった。俺個人の意見としてはセールス的には成功しなかったが、メンバーが40代に突入してもなお飽くなき挑戦を続けるサザンに畏怖の念を抱いている。

 

 アウトロのピアノは「パソコンの起動音を表現したもの」と後に桑田は語っていたがサステインを最後まで残すやり方はビートルズの「ア・ディ・イン・ザ・ライフ」そのものであり洋楽ファンならニヤリとするだろう。そういう部分を含めて桑田は出来に納得いってなかったようで後のアルバム「さくら」には大幅にアレンジを変えたリミックスバージョンが収録された。俺はこの曲のギターリフが大好きなのでリフが分断されたリミックスよりもこのオリジナルの方が好きだ。

 

 PVは「ルパン三世」をモチーフにしており、杉本哲太がゲスト出演している。

 

 カップリングは桑田お得意の歌謡曲路線、もっと言うとムード歌謡路線を突き詰めた名曲でとても味わい深い内容となっており隠れた人気がある。

 

 あのビートたけしの愛唱歌としても知られておりたけし自身がTV番組「足立区のたけし、世界の北野」のエンディングテーマとして歌っていた。

 

 

●BLUE HEAVEN /

世界の屋根を撃つ雨のリズム(1997年) 
 
 http://www.jvcmusic.co.jp/sas/songs/items/VICL-36040.html 

 

 ブルースベースでありながら美しいメロディーを持ったバラード。アルバム「さくら」に収録されている。カップリングはこのシングルでしか聴けない。

 

 桑田のエリック・クラプトン好きがモロに出た作品だと思う。それもクリームやデレク・アンド・ザ・ドミノスのようなブルースロックではなく”ワンダフル・トゥナイト”や”ティアーズ・イン・ヘヴン”といったライトブルースの影響を感じさせる。

 

 おそらくドブロギターを使ったと思われるスライドギターやハモンドオルガン風味のキーボードなど楽器面でも聴き所は多い。

 

 もちろん桑田のボーカルも冴えを見せている。。。!このようなバラードをさりげなく聴かせる桑田のボーカリストとしての力量は相当なもので、正直な所ボーカリストとしては過少評価されてると思うんだなぁ。。。

 

 とにかく理屈抜きに好きな曲。。。!

 

 カップリングも超カッコイイ。。。!レディオヘッドを意識したロックサウンドに桑田の言葉遊びの極致ともいえる歌詞が次から次へとポンポン飛び出す。。。!

 

 「わっ、超ステキよ大河ドリーム我は戸惑う 渡来朱印船チャイニーズ・スクリーム 愛は陽炎」なんて歌詞は本当に秀逸で桑田にしか作れない。。。!

 

 

 

 

 

 

 

 今日はここまで。。。!

 

 次は低迷から大復活までのシングル5作を取り上げるのでよろしく。。。!

 

 

 

 ではまた次回^^

 

 惚れちゃった……

 いや、マジで惚れちゃったんだ…!

 どうしよう…この気持ち、あの娘に伝えないと…!

 

 

×××××××

 

 

 あ、自己紹介しないとね!

 僕は堀米武士(ほりごめ たけし)。

 東京の某私立高校の1年生。

 

 こう言っちゃ何だけど優等生!

 勉強のし過ぎで目が悪くなっちゃってメガネをかけてる。

 みんなからは”ハカセ”って呼ばれてるんだ…

 本当はお笑い芸人のように”ゴメっち”って呼んで欲しいんだけど。

 

 ありがちなあだ名つけやがって…!

 

 勉強は超得意だけど運動は超苦手。

 あ、いま僕”超●●”なんて流行言葉とか使っちゃった…!

 さすが僕!!

 でも”パネェ”ってどんな意味かわからないんだよねぇ…

 誰も教えてくれないし…

 ”ツンデレ”ならツンデレ喫茶に通ってるから意味知ってるんだけど誰も訊きにこないし…

 

 あ、そうそう!

 僕の惚れた娘の話をしないと先に進まないね!

 何だか退屈そうにしている君たちの姿が見えたから核心部分に進もう。

 

 あの娘の名前は中村千晶(なかむら ちあき)ちゃん。

 同じクラスの娘さ。

 僕は目が悪いから一番前のど真ん中の席に座ってるんだけども、

 

 ど真ん中だよ、ど真ん中!

 内職も早弁もジャンプ読む事もできないんだよ!

 優等生はつらいよぉ……

 

 ゴメン、千晶ちゃんの話をしないと…

 

 千晶ちゃんは僕の席の左隣。

 女子の中では一番の優等生でとても真面目!

 ある時フッと左を向いた時にビビッときたんだよね…

 天才は天才に惹かれるのかな…?

 

 千晶ちゃんも目がすごく悪いんだ。

 僕よりももっと分厚いレンズのメガネをかけて肩まで伸びた黒髪を三つ編みにしてる。

 その凛とした雰囲気に僕は完全KOされちゃったってわけ!

 

 思い立ったら即行動!

 千晶ちゃんに告白しよう!

 

 そう思ったんだけども、千晶ちゃんのことを何も知らないでいきなり告白するのはアホのやること。

 ゴメっちは念入りに下調べをしてから告白することに決めたんだ!

 

 今日から実行!

 

 まずは放課後に千晶ちゃんの後をつけて家を確かめるんだ!

 それから彼女の一日の行動をチェック!

 

 断っておくけどこれはストーキング行為じゃないよ。

 好きな人のことを知るための当然の権利なんだ!

 

 早く授業終わらないかな……

 

 あ、

 

 そんなことばかり考えていたら英語の先生に指されちゃった……

 

 チッキショウ、英語の神林(かんばやし)め!

 僕が一生懸命考え事している時に指すなんて何て陰険な奴なんだ!

 

「ハハハハハハハハ…!」

「ハカセダメじゃん…!」

「あだ名負けしてるぞ…!」

「キャハハハ…!」

 

 見ろよ、皆に笑われちゃったじゃないか、神林!

 僕はお笑い担当じゃないんだぞ、神林!

 

 そんな中、千晶ちゃんは違った。

 

「堀込君、ちゃんと授業聞こう、ね…」

 

 さすが千晶ちゃんだね!

 僕のことを想ってくれてるよ!

 メガネの奥の君の瞳がかすかに潤んでいるのを僕は見逃していないよ…!

 

 でも、千晶ちゃん”堀米君”はちょっと他人行儀だね…

 早く僕のことを”ゴメっち”って呼んでおくれよ…

 

 

×××××××

 

 

「キーン♪コーン♪カーン♪コーン♪」

 

 やっと授業が終わったぁっ!

 どことなくチャイムの音色も綺麗だったなぁ。

 もしかすると今からの僕を応援してくれるのかも…?

 

「ガタッ、スタスタスタ……」

 

 あれ…?

 千晶ちゃんもう帰っちゃった…?

 他の連中に挨拶しないのはイイけど、僕には一言「またね!」って行って欲しかったな…

 

 まぁ、いいか…

 どうせ今から後つけるんだし…! 

 

 こうしちゃいられない…!

 僕も帰ろう…!

 

「おーい、ハカセ!今日はツンデレ喫茶行かないのか…?」

 

 嗚呼、仲間が呼んでいる…

 ツンデレ喫茶…行きたいけど今日はそれどころじゃないんだ!

 

 許せ、同士たち。

 僕は恋に殉じるんだ…!

 

 千晶ちゃん、待って…!

 

 

×××××××

 

 

「ヒィヒィヒィ……」

 

 千晶ちゃん……

 歩くの早いよ…!

 っていうか歩き過ぎ…!

 僕は運動ダメだから30分以上歩くと息が切れちゃうんだよ…

 それでも3丁目の入り口まではつきとめたから後は中村姓の家を探せば大丈夫かな…

 念のため明日もう一度後をつけよう。

 

 それにしても…

 千晶ちゃん、自転車使ったら…?

 

 

×××××××

 

 

「ヒィヒィヒィヒィヒィヒィ……」

 

 千晶ちゃん……

 君は見かけによらず体力があるんだね…

 僕はまた君を見失いそうになったよ。

 けど今日は頑張ったなぁ…!

 やっと千晶ちゃんの家を見つけたんだ…!

 これも僕の努力の賜物…!

 

 これで家はOK。

 

 次はプライベートを調べないと…!

 

 今日は金曜日、夜また来よう…!

 

 

×××××××

 

 

 さぁ、夜だ!

 

 千晶ちゃんのことだからきっと部屋に篭って勉強してると思うけど… 

 それでも何時に寝るかとかわかればその後の僕の行動に大いにプラスになるからね!

 

 ん…??

 おやぁ…!?!?

 

「バタムッ…」

 

 千晶ちゃん…!?

 今22:00だよ…!?

 こんな時間にどこ行くの…!?

 

「スタスタスタ…!」

 

 うわっ、昼間なんかと比較にならないくらい足速い…

 追いかけないと!

 

「ダダッ…!」

 

 千晶ちゃん…

 

 どこ行くの…!?

 

 

×××××××

 

 

「スタスタスタスタスタスタスタスタスタ…・・・!」

「ヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィ……!」

 ちょ・・・

 千晶ちゃん…!

 そんなに早足で歩いたら見失っちゃう…!

 もう少し僕のことを考えて歩いてくれても良いんじゃない?

 あ、僕が尾行しているの気づいていないのかもね…

 さすが僕…!

 

「スタスタスタスタスタスタ…!」

 千晶ちゃんさぁ、足音を立てずに歩くって凄いね!

 ”忍者スクール”にでも通ってたのかな…?

 都内に”忍者スクール”なんてないかぁ…!

 何だかずっと早足で歩いているから脳に酸素が行ってないらしくてつまらない考えしか浮かばないや…!

 

 もう15分くらい歩き続けているぞ…

 

 あれ…?

 

 暗くてよくわからなかったけど…

 今通り過ぎたコンビニの明かりで見えたけど…

 

 千晶ちゃん、ショートカットだったっけ…?

 今日の夜理容室行ったのかな…?

 あ、女の子だから美容室か…

 

 それとも…あの普段の三つ編みは…ヅラ…!?!?

 

 あれあれ……?

 

 暗くてよくわからなかったけど…

 今通り過ぎたパチンコ屋の角を曲がる時に見えたけど…

 

 千晶ちゃん、メガネは…?

 僕の心を釘付けにしたあのメガネは…?

 コンタクトに替えたのかな…?

 

 それとも…あの普段のメガネは…ダテ…!?!?

 

「スタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタ………!」

「ハァ、ヒィ、フゥ、ヘェ、ホォ、ハァ、ヒィ、フゥ、ヘェ、ホォ……!」

 

 うひゃあ、もう40分も歩いているじゃん…!

 

 千晶ちゃあん…

 

 僕不安になってきたよ…

 

 君は明らかに僕の知らない”別な顔”を持っているよね…

 

 とっても不安だよ、僕は…

 

 けど、君がどんな”別な顔”を持っていたとしても僕の君を思う気持ちは変わらないよ…!

 

 だから今夜はとことん君の後を追って君の”別な顔”を探し当てるんだ…!

 

 それが偽らざる僕の気持ちさ…!

  

「サササッ…!」

 

 ん……!?

 

 あのビルに入っていった…

 

 こ、ここは…!?

 

【たかまさ興業】

 

 ヤ……

 

 ヤクザの事務所じゃんかよぉ…!

 

 千晶ちゃん…

 

 君は一体何者……??

 

 「ヒィ…ヒィ…」

 おいおい、何でこのビルにはエレベーターがないんだよぉ…!?

 40分も歩いた上に何が楽しくて階段を上らなくちゃいけないんだ…!

「コツコツ……」

 あ、いや…ちょっと自分勝手な物言いになっちゃったね。

 僕は今千晶ちゃんの正体をしっかりと確かめなければならないところなんだ!

 泣き言は禁物…!

「コツコツ……」

 よぉし、もうちょいで事務所だ…!

 

 でもさぁ…

 僕は本当に不安だよ…

 

 千晶ちゃんは何しにここに来たんだろう…?

 

 もしかして千晶ちゃんはヤクザと付き合っているとか…!

 それとも…家で借金か何かしていて借金のかたになっているとか…!

 さらにその流れで麻薬か何か打たれて援交をしているとか…!

 

 いかんいかん…!

 どうしても悪い方に悪い方に考えちゃうぞ…!

 

 ポジティブシンキングだ、ゴメっち……!! 

 

「バダンッ、バダダンッ…!」

「rgjbんwrんぼwrんbmんwqびおwねりおbnォォォォッ…!」

 

 ん………!?

 

 何だ今の音…??

 

 最初のは何かが壁にぶつかった音じゃない…?

 次のは男の叫び声…!?

 は、早く行かなきゃ…!

「タタッ…」

 

「ブッギャァァァァァァァッ…!」

「ゴブアァァァァァァァァッ…!」

 

 ………!?

 凄い叫び声…!

 断末魔の叫びってこんな感じなのかな…?

 こんな声ホラー映画でも聞いたことないや…

 

 うわっ、ドア開けるの凄く怖いよぉ…

 ちょっとだけドア開けて様子を覗いてみよう…

 

 そしてもしヤバイ状況だったら警察を呼びに行こう…!

 

「カチャ…」

 

「ブッギャァァァァァァァッ……!」

 

 ヒィッ…!

 屠殺場の豚のような断末魔の声を上げていたのはヤクザの組員。

 いかにもって感じの真っ白なスーツが血煙に包まれている。

 最初は赤い斑点がポツポツ付いていく。

 それがみるみるうちに朱に広がってる。

 血煙を辿っていくと喉元からシャワーみたいに血飛沫が上がっている…

「………」

 僕はあまりのことで声さえ上げることができないでそこにへたり込みながらただ惨劇を見ていた。

「………」

 視線を別に移すと床には4人くらいの組員が同じように喉元から血を滴らせて倒れていた。

 ピクリとも動かないからもう死んでるんだろう…

「ムゥ……」

 今まで嗅いだこともないようなすえた臭いが僕の鼻を突く。

 それが血の臭いだと気づいたのは大分後になってからのことだった。

 

「や…やめろ…!金なら出すから…金ならいくらでも出すからやめろぉっ…!」

 中年男の声だ。

 一番奥の机に座っていたようなのでもしかすると組長なのかもしれない。

「そう言って死んでった人も沢山いるんじゃないの…?」

 その声は千晶ちゃんのものだった。

 

 僕は失禁しているのも忘れてぼんやりと、それでいて明瞭な意識でその光景を見つめていた。


「ガチガチガチガチ………」

 僕の歯は恐怖で鳴りっ放しだ。

 あの清楚で真面目な千晶ちゃんがヤクザの前で凄んでいる。

「………」

 少しずつ気持ちが落ち着いてくると色々な光景が見えてきた。

 千晶ちゃんは本当はショートカットだった。

 あの三つ編みはカツラだったんだ…!

 そして、メガネも伊達だった。

 (もっともコンタクトの可能性は否定できないけどね…)

 

 つまり今僕が見ている千晶ちゃんこそが”本当の姿”だったんだね…!

 

 ”本当の姿”…??

 お前はあれが本当の千晶ちゃんだと何で断言できるんだ、ゴメっち…!!

 

「ジャキッ、ジャキッ……」

「……!?」

 奇妙な金属音が千晶ちゃんの方からする。

 あれは…伸縮する警棒…!?

 いや、違う。

 刀だっ……!

 どういう仕掛けになっているのかちっともわからないけどあれは伸縮式の刀だ…!

 日本刀と警棒の中間くらいの幅の刃先だって言えば伝わるかな…!?

「ジャキッ、ジャキッ……」

 千晶ちゃんが刀を上下に振ることで伸び縮みしている。

 その音だったんだ…

 だから手ぶらで歩けたんだ…!

 

「な、頼む…金なら……」

「ブウゥゥンッ…!」

「ドゴッ…ボギャアァァァァァァァァァァァッ…!」 

 組長(?)が命乞いして金庫に行こうと背を向けた瞬間に千晶ちゃんがキックを出した。

 そのキックは組長の首筋辺りを綺麗に捉えて、ガマガエルのような叫びと共に床にぶっ倒れた。

「金じゃないのよ…!怨みを晴らしに来たの、わかる…?」

「痛い…痛い……」

 組長は僕みたいにガクガク震えて蛇に呑まれそうなカエルのような目つきで千晶ちゃんを凝視してた。

 

「わかるわけないわよね…いいわ、私が話してあげる。一ヶ月前に私の高校の先輩が自殺したんだけど…沢木夕子(さわきゆうこ)って子…」

「あ……」

「やっと思い出したのね。アンタたちがシャブ漬けにした上に売春させてボロボロにした子よ…!」

「おめぇ…友達だったのか…?」

「いいえ。話したこともないわ。私は沢木さんのお母様から依頼を受けて今ここにいる…」

「依頼って…!?!?」

「…ちょっと話し過ぎたわ…でも、これでお終い。話だけでなくアンタもね…!」

 

「ビシュッ……!」

 千晶ちゃんは刀を両腕に持ち直して、信じられないスピードで横に振った。

「グジュッ……!」

 刀は組長の左横腹を捉えた。

 肉が切られる瞬間の音を初めて聞いた。

 一生忘れることのできない嫌な音だった。

 

「オゲェェェェェェェェェェッ……!」

 喉が潰れたんじゃないかってくらいの野太い断末魔が事務所内に響いた。

「ジュブジュブジュブ……」 

「シャーーーーーーーッ!」

 肉の切れる音と血飛沫の音がシンクロしている。

「ガブッ…!」

 組長は口から血を吐いた。

「ブッ…!」

 釣られて僕も吐いた。

 

「ズズズ……ボドン…!」

 組長の身体は横に真っ二つにされたらしく上半身だけが落ち、血の海に沈んだ。

「ドッサァ…!」

 ほどなくして下半身も鈍い音を立てて倒れた。

 

「迷わず地獄へ堕ちなさい…!」

 

「ジャキッ…!」 

 千晶ちゃんは低い、抑揚のない声でそう言うと血曇りの付いた刀をサッと自らの服で拭き、素早く畳んで黒いズボンの右ポケットにしまった。

 今になって気づいたけど千晶ちゃんが全身黒ずくめの服装なのは返り血を目立たなくするためだったのだろう。

 反対側のポケットから大き目のハンカチとコンパクトを取り出した千晶ちゃんは器用に顔に付いた返り血を拭き始めた。

 

 その姿はとても美しかった。

 凛としていてとても美しかった。

 容姿こそ違うけれど僕が今まで見てきた千晶ちゃんだった。

 

 ずっとその姿を見つめていたかった。

 

 けど、僕の天国は長続きしなかった。

 

「次はお前の番だよ、堀米…!」

    

 組長へ向けていた般若のような表情で千晶ちゃんがゆっくりとこっちへ歩を進めてきたから…

 

「ニチャッニチャッ……」

 血塗れになった床の上を歩く千晶ちゃんの足音が響く。

「アガ………」

 僕は千晶ちゃんが持っている刀の妖しい光に惑わされたようで嘔吐感も治まっていた。

 

「お前さぁ、しつこいんだよ!何日も人のことつけ回してさぁ…!」

 教室では聞いたことのない千晶ちゃんの口調に僕はたじろいだ。

「まさか夜までは来ないだろうと思ってた私が悪かったんだけどね…このストーカーがっ!」

「ス…ストーカーなんかじゃないぞ…僕は、千晶ちゃん…君のことが…す……」

「黙れよ…」

 千晶ちゃんは妙に落ち着いた様子で、それでいて有無を言わさない態度で刀を僕の首筋に当ててきた。

「ピタッ……」

「ビィッ……」

 刀の切っ先の冷たさが僕に呻き声を吐かせる。

 どうやら僕はまた失禁したようだった。

 

 千晶ちゃんには内緒だけどね…

 

「まぁ、私にも油断があったんだね…良い教訓になったわ…さて堀米、殺される前にやり残したことはない…?」

 

 そんなのいっぱいあるよぉっ…!

 

 千晶ちゃんと一緒に学校行ったり帰ったりしてない!

 千晶ちゃんとデートもしてない!

 千晶ちゃんを僕ん家に招待してない!

 千晶ちゃんの家に遊びに行ってない!

 千晶ちゃんの手料理も食べてない!

 千晶ちゃんとキスもしてない!

 千晶ちゃんと●●●だってしてないじゃないか!

 千晶ちゃんとn7v47bn9gnmvルvン9いー2mv73r88923f789vm248ん2…!!!

 

 ………

 でも、考えようによってはこういうのもイイかもね…

 僕は愛する人の手にかかって命の花を散らすんだ…!

 こんなこと誰でも経験できることじゃないよぉっ…!

 僕は世界一の幸せ者だぁっ…!

 

 さぁ、千晶ちゃん…!

 早く僕を殺って…!!

 

 ん……!?

 ひぃっ……!?

 ひゃあ……!?

 

「千晶ちゃん、後ろ後ろぉっ…!」

「……!?」

「オアァァァァァァッ……!」

 組員が一人生きていたのだ…!

 手にナイフを持った血みどろの組員がゾンビの如く千晶ちゃんめがけて突進してきた。

「ハッ……」

 軽く気合を入れる千晶ちゃん。

「ビッ、ビッシュウウウッ…!」

 目にも止まらぬ速さで刀を一振りすると、

「ガッハァ……ボドンッ……」

 刃は組員の首にめり込み胴体から切り離した。

「スチャ……」

 刀をしまった千晶ちゃんは穏やかな表情になっていた。

「借りができたわね…」

「!?!?」

「命は助けてあげる。」

「へ…!?」

「明日の昼休み第2音楽室へ来て。」

「!?!?」

 そう言い残して千晶ちゃんは組事務所を去った。

 

 僕は何が何だかさっぱりわけがわからなかった…

 

 

×××××××   

 

 

 翌日の昼休み。

 第2音楽室。

 鍵は中から閉められている。

 

 千晶ちゃんが吹奏楽部だってことを恥ずかしながら僕は初めて知った。

 

「ポロロロロ~ン、ポロロロロ~ン、ポロロロロ~ン、ポロ~♪」

 千晶ちゃんは備え付けのピアノを弾いている。

 スローテンポの曲なんだけど凄い上手…!

「堀米この曲何ていう曲か知ってる…?」

「いや…」

「そんなんでどこが”ハカセ”なのかしら…!この曲はメタリカの『エンター・サンドマン』っていうの…!」

「へぇ…」

「本当はスラッシュメタルといってもっと激しい曲なの…」

「へぇ…」

「『へぇ…』ばかり言ってるんじゃないわよ…!もういい…!私が一方的に喋るからアンタ黙って聞いててちょうだい…」

「ハ…ハイ…」

 

 そう言うと千晶ちゃんはピアノを弾くのを止め、立ち上がって語りだした。

 

「私が何を言いたかったかっていうと私は”中村千晶”って一人の人間だけど、その中には色々な”顔”があるってことなのよ。」

「………」

「学校での私はあまり目立つことのない単なる学生なんだけど、家での私は先祖代々伝わる家業を手伝う仕事人なの…」

「………!?」

「声に出さなくて良いからジェスチャーで答えて。『中村主水』って知ってるわよね?」

「ブンブン…」

「呆れた!ホントに”ハカセ”って見た目だけじゃないの!」

「………」

「いいわ……『必殺仕事人』って時代劇が昔あったのね、その主役が『中村主水』って同心なんだけど…私のご先祖様なのよ。」

「………!!」

「時代劇のキャラクターじゃなくて実在の人物だったの。それで私の家はご先祖様から伝わる”仕事”を請け負っているのよ。金で怨みを晴らすのがその仕事…」

「………」

「昨日も沢木さんのお母様からの依頼でああして”仕事”をしたってわけ…」

 

 千晶ちゃんが仕事人…!?

 中村主水が実在の人物…!?

 僕はますますわけがわからなくなっていた。

 

「何故私が全てをアンタに話したかわかる…?」

「ブンブン…」

「アンタに借りを作っちゃったことが私にとっては大きな汚点なの!本当はこの場でバラしたいほど腹が立っているのよ、自分自身にね……けど、アンタをバラすよりももっと面白くて役立つ方法が思いついた…!」

「!?」

「私の秘密をアンタに話したことによってアンタも私の共犯者にしたのよ!いや、”共犯者”って表現は正しくないわ!アンタはこれから私の”奴隷”になるのよ!私が”仕事”をする時はアンタもついて来て私の手伝いをするのよ…!もちろん下手なことしたら罰を与えるし、もしこのことを一言でも誰かに漏らそうものなら私がアンタの首を刎ねて血を漏らさせてやるわ…!」

 

 僕が…千晶ちゃんの奴隷に…!?

 

「アナタは生きてる限り一生私の手足、駒となって尽くすのよ…!嫌なら死刑…!どう、堀米…?楽しいでしょう…?キャハハハハハハハハハハ…!」

 千晶ちゃんが狂ったように笑い出した。

「キャハハハハハハハハハ…!」

「ジャアァァァァァァァーンッ……!」

 乱暴に両手をピアノに叩きつける千晶ちゃん。

「話はこれでお終い。後は私が呼び出すまで普通に暮らしてて構わないわ…あ、学校では今まで通り気安く話しかけないでちょうだいね!ちょっとでもヘンな素振り見せたら蹴り飛ばしてやるわ…!キャハハハハハハハハハ…!」

「ジャアァァァァァァァーンッ……!」

 また不協和音を鳴らした。

「じゃあね!」

 一通り話し終えると千晶ちゃんは僕を一瞥もせずに第2音楽室を後にした。

 

「………クックックッ………」

 一人取り残された僕は何だか可笑しくなって笑いを堪えきれなくなり、

「アハハハハハハハハハハ…!」

 思い切り馬鹿笑いしちゃった。

 

 だってそうだろう…!?

 

 図らずも千晶ちゃんは『色々な顔がある』って言ってたけどその中の一つを僕は引きずり出すことに成功したんだぞ…!

 

 千晶ちゃんがあんなにサディスティックな人間だとは思わなかったなぁ…!

 そして僕も…

 

 そんなことはどうでもイイや…!

 

 僕は千晶ちゃんとこれからも一緒にいられるんだ!

 デートもキスもエロいこと何一つできないかもしれないけど僕はずっと千晶ちゃんと関っていけるんだ…!

 

 こんなこと誰でも経験できることじゃないよぉっ…!

 

 

 僕は…

 

 

 僕は世界一の幸せ者だぁっ…!


 

 

 

 

~The End?~

 

 

 

*この物語はフィクションです。

 

Copyright (C) 2007 by drivemycar All Rights Reserved

 

 

 

黒猫藝帝からのお題

 

「意外と好きな意外なキャラクター」

 

 

 

 

 

 

 毎度。。。!

 

 まずは今日行ってきたバンドの練習だけども。。。

 

 

 何と加入と相成った。。。!

 

 

 正直な話自分的に今日の歌を自己採点すると「40点」がイイとこ。。。

 

 けど、曲がりなりにもバンド経験者だし、ハードロックを歌える人間を見つけるのは意外と難しいらしく「入ってほしい」と嬉しい言葉をいただいたので今後も参加することにした。

 

 何か今後動きとか音源とかができれば記事にしていきたいと思うのでよろしく。。。!

 

 

 

 さて、本題。。。

 

 ”意外と好きな意外なキャラクター”って難しいぞ。。。!?

 

 だって手塚キャラとかガンダムキャラとかは俺にとっては”当たり前”じゃん。。。!

 

 楳図とか永井豪とか石森も”当たり前”だしなぁ。。。

 

 

 「キティちゃん」とか答えればイイのか。。。?(キティ) 

 

 

 

 うーん、難しい。。。!!

 

 

 。。。。。。って熟考してたら一つ思い出したぁっ。。。!

 

 。。。。。。とはいっても”キャラ”というよりはむしろ”ゲーム”なのだが。。。

 

 

 それは 「スペランカー」 である。。。!!

 

 

 「スペランカー」を知らない人のために簡単な解説を。

 

 

「スペランカー」とは。。。

 

アイレムから発売されたアクションゲーム。

様々なハードで発売されているが一番有名なのは1985年発売のファミコン版。

「クソゲー(クソゲーム)界の帝王」と俺は勝手に呼んでいる。。。!

何がクソゲーなのかというと。。。 

 

 

主人公がスゲー弱い。。。!!

 

ビックリするほど弱い。。。!!

 

俺が最初にプレイした時などスタートボタンを押して十字キーを軽く右に入れた瞬間に主人公死亡。。。

 

その所要時間およそ1秒。。。 

 

 

とにかく少しの段差からの落下(何十センチレベルの話)や、コウモリの糞などですぐに死んでしまうマジで最弱の主人公を何とか操作して、地下のピラミッドの宝を手に入れるのが目的である。

 

”主人公が弱い”=”難易度が高い”ってことになっちまってるのでクリアもかなり困難なんだけど、運良くクリアしても2周目、3周目と同じ面が無限に続く。。。

 

どうでもイイ自慢話だが俺は4周できた。。。!!

 

こんなクソゲームでもそれしかないと(友達にソフト貸しまくってコレしかない時期があった。。。)半ば強制的に熱中してしまうもので今まで相当数のゲームをやってきたけどここまで印象に残っているということは俺はこのゲームをキャラクターも含めて好きなのだろう。。。!

 

 

 

 

そうだろう。。。!!

 

 

 

 

そういうことにしておこう。。。!!!(狂) 

  

 

 

 何だかとてもグズグズな気持ちになっちゃったので皆さんにもこのグズグズ感を

 

 

 お す そ わ け 。 。 。 ! ! ( 壊 )

 

 

 

●スペランカー

 

その1:http://www.youtube.com/watch?v=_wxvS-PSP30

その2:http://www.youtube.com/watch?v=6Sf_6Kf7dBM

 

 その1は多分テレビ番組の映像だと思うが単なる紹介に終わらず257周まで取り上げてしまうキ●●●加減がお見事。。。!

 その2は一般の方がこのゲームを奥様にやらせたのをアップした映像なんだけども”主人公の弱さ”、”激ムズのゲーム内容”、”とんでもないグズグズ感”がビシバシ伝わる好映像である。。。

 

 

 ホドホドにご堪能あれ。。。^-^;;;

 

 

 さて、ゲーテへのお題。

 

 

 

「今まで遊んだ中で一番のクソゲー」

 

 

 

でいってみて。。。!

 

 スゲェ、上手く繋がった。。。^-^;;;

 

 よろしく。。。!

 

 

 ではまた次回^^

 

 いつも「悪魔とドライヴ」へお越しくださる皆様、ありがとうございます。

 

 さて、十日ほど前のことですが当ブログへ意味不明の書き込みが大量にありました。

 

 ブログ1ページ分に渡って(10記事分)です。

 

 そこで一度ブログコメントの外部書き込みの拒否設定を行いました。

 

 昨日試験的に外部書き込みを許可しましたがその途端やはりブログ1ページ分に渡って大量の書き込みがありました。

 

 当該書き込みは削除しましたが、最新記事への書き込みは残してありますので以下をご覧ください。

 

 http://myhome.cururu.jp/drivemycar1965/blog/article/41001185953

 

 書き込みそのものは別にどうというものではないのですが、量も多いし規則的に集中して書き込まれています。

 

 何よりもここをご覧くださる皆様に悪い印象を与えてしまうような気がします。

 

 そこで再び当分の間外部書き込みを禁止設定させていただきます。

 

 私自身閉鎖的な設定は好きではありませんし、当ブログは外部の方にも多く見ていただいているのでその方々には大変申し訳なく思いますが、状態が改善されるまで何卒よろしくお願いいたします。

 

 

 

 drivemycar             

 

 

 

 

 

 

 

 

追記:書き込みの内容はバイアグラなどの薬の広告でした。

    どういう書き込みかわかって多少安心しましたが迷惑なのに変わりはないので設定は継続いたします。

    教えてくださった方、どうもありがとうございました。

    皆様もご注意ください。  

 ひょんなことから友人が組んでいるバンドでボーカルをやってみないかと言われた。

 

 「イイよ、やるやる。。。!」と二つ返事でOKしたはイイが演奏する曲目を聴いてビックリ。。。!

 

 ガンズ・アンド・ローゼズの”パラダイス・シティ”とレインボーの”キル・ザ・キング”だと。。。!

 

 久々のメタルではないか。。。!

 

 しかもどっちもハイトーン全開の曲。。。

 

 果たして歌えるのだろうか。。。!?!?

 

 初練習は5月27日(日)。

 

 楽しみと不安が入り混じってエライことになっているがまずは気楽に行ってこよう。。。

 

 

 

 上記の2曲を知らない方へ映像紹介。。。!! 

 

 

 

 

●パラダイス・シティ : ガンズ・アンド・ローゼズ

 

 http://www.youtube.com/watch?v=TNRTwYtKbxQ

 

 ガンズに関しては過去記事http://myhome.cururu.jp/drivemycar1965/blog/article/40003588542参照のこと。

 ガンズの代表曲中の代表曲で俺も大好き。。。!

 ブルージーなミドルテンポのロックンロールからラストで急激にテンポアップするドラマティックな展開が最高にクールな逸品。。。!

 この映像は1992年の東京ドーム公演のものでドラムはマット・ソーラム、ギターがギルビー・クラークに交代している。

 一見してわかるがとても東京ドームとは思えないやさぐれた雰囲気が超素晴らしいぞ。。。!

 無理だとは思ってもこの頃のメンツでの再編成を夢想せずにはいられない。(ギターはイジーで。。。)

 

 

●キル・ザ・キング : レインボー

 

 http://www.youtube.com/watch?v=LkSHHK7WlAw

 

 レインボーはディープ・パープルを脱退したリッチー・ブラックモア(ギター)が1975年に結成したハードロック(ヘヴィメタル)バンドである。メンバーチェンジが激しいバンドで知られているが全盛期のメンバーはリッチー、ロニー・ジェイムズ・ディオ(ボーカル)、ジミー・ベイン(ベース)、トニー・カレイ(キーボード)、コージー・パウエル(ドラムス)の5人。

 サウンドはパープルを更に純化させたようなクラシカルでメロディアスなサウンドが特徴だ。後にアメリカ進出を狙った時には明るいポップさも加わっている。

 この曲は1978年のアルバム「ロング・リヴ・ロックンロール」(バビロンの城門)収録。しかし既にライヴではポールポジションとして演奏されており1977年のライヴアルバム「レインボー・オン・ステージ」でも聴くことができる。

 1曲目に相応しい疾走感溢れるハードサウンドが非常に印象的。

 映像は1977年ドイツ、ミュンヘンでのライヴ。御大リッチーの腰の据わったメカニカルなギターもカッコイイがディオのアクの強いボーカル、故コージーのドラム缶を引っ叩くような豪快なドラミングもかなりイイ感じ。。。!

 

 

 

 ではまた次回^^

 毎度。。。!

 

 以前チラッと書いた”リユニオン”サディスティック・ミカ・バンドのライヴアルバムを入手したので早速レビューと洒落込みたい。

 

 

 早速曲毎レビューへ。。。!

 

「LIVE In Tokyo at NHK Hall 2007/03/08」

 

・加藤和彦(ギター、マンドリン、ボーカル)
・高中正義(ギター)
・小原礼(ベース、ボーカル)
・高橋幸宏(ドラムス、ボーカル)
・木村カエラ(ボーカル)

 

・佐橋佳幸(ギター)

・シャンティ・スナイダー(コーラス)

・大森はじめ(パーカッション)

・堀江博久(キーボード)

 

・奥田民生(ギター、ボーカル)

 

【Disc1】


1.墨絵の国へ
2.黒船(嘉永6年6月2日)
3.黒船(嘉永6年6月3日)
4.黒船(嘉永6年6月4日)

 

 オープニングはミカ・バンドの歴史的名盤「黒船」(1974年)からのナンバーが立て続けに演奏された。カエラは登場せず。

 ”墨絵の国へ”は後追いのボーカルが印象的なバラードだが、ここではインスト部分のみ。続く”黒船”もインストナンバー。当然といえば当然だが高中正義のギターが唸りを上げる展開がお見事。。。!


5.颱風歌

 

 これも「黒船」からのナンバー。

 ボーカルは加藤和彦。60歳という年齢を感じさせない歌いっぷりがクール。。。!

 それにしてもこの曲のグルーヴ感はどうだろう。。。!

 とても33年前の日本のバンドの曲とは思えない。。。!

 今聴いても新鮮さ抜群。。。!むしろ今の方が売れるのでは。。。?

 出てくる時代が早過ぎたとか言いようがない。


6.どんたく

 

 「黒船」収録曲。ボーカルは加藤。

 ”颱風歌”と打って変わって日本情緒をたっぷり感じさせるポップなナンバー。

 高中のワウを生かしたカッティングが心地良く響くのはスタジオ盤と一緒。。。!


7.四季頌歌

 

 プログレ的な展開を見せるスケールの大きいバラード。「黒船」収録。

 加藤和彦の優しいボーカルが曲調にマッチしている。


8.Big-Bang, Bang!(愛的相対性理論)

 

 ジャケットにあるようにセットの水仙の中から木村カエラ登場。。。!アルバム「NARKISSOS」収録。

 ミカ・バンドの豪華面子と並んでも臆することなく歌い上げるカエラはやっぱり凄い。。。!
 
9.Tumbleweed

 

 「NARKISSOS」からのナンバーが続く。ボーカルはカエラと高橋幸宏。

 ポップなのだがどこか物悲しいメロディーが印象的。

10.Last Season

 

 「NARKISSOS」収録曲。ボーカルはカエラと高橋。

 YMOっぽい展開がクール。。。!

 シャンティのコーラスが効果的にキマっている。
 
11.Sockernos

 

 「NARKISSOS」のナンバーでインスト。(カエラは一旦下がる)

 高中らしいフュージョン色の濃いギタープレイがブルージーな曲調の中で光っている。

 小原礼のベースも地味だが的確なプレイで高中を支えている。

12.King fall

 

 小原礼がボーカルで「NARKISSOS」収録曲。

 今回のセットリストの中では一番黒っぽい。

 小原のボーカルは決して上手ではないがこういう曲には合っていると思う。

【Disc2】


1.in deep hurt

 

 「NARKISSOS」からのナンバーでボーカルは加藤和彦。

 スタジオ盤のフォークチックな部分がより増幅された印象がある。

2.NARKISSOS

 

 リユニオンアルバムのタイトルチューンで高中正義作曲のインスト。

 スタジオ盤よりも長いインプロヴィゼイション(即興)はライヴならでは。

 それにしてもこのライヴでの高中のプレイは”素晴らしい”の1語に尽きる。。。!

 
3.Boogie Medley(サイクリング・ブギ~ピクニック・ブギ~ダンス・ハ・スンダ)

 

 カエラ再登場。

 ファーストアルバム「サディスティック・ミカ・バンド」(1973年)のナンバーがメドレーで演奏された。

 タイトルの通りファーストはブギーナンバーが多く、グラムロックの佇まいも感じる。

 たたみ掛けるような演奏はベテランとは思えない。。。!

 個人的には”ピクニック・ブギ”が大好き。

 メンバー紹介も挿入されるのが楽しい。。。!

 

4.Sadistic Twist

 

 ゲストとして奥田民生が登場。自身も作詞に加わった「NARKISSOS」のナンバーを披露。

 実は隠れたギターの名手である民生のプレイがスタジオ盤とは明らかに違うグルーヴを生み出すことに成功している。

5.アリエヌ共和国

 

 民生が引き続き残り、イントロまで弾いた。。。!

 「サディスティック・ミカ・バンド」からのナンバー。

 俺はこのライヴでこの曲のカッコ良さに開眼してしまいスタジオ盤を聴きまくっている。

 私的ベスト1に推したい。。。!!


6.塀までひとっとび

 

 本編ラストは「黒船」のナンバー。ボーカルは全員で行っている。

 これまた33年前の楽曲とは思えないほどの超絶ファンキーナンバー。。。!

 熱の篭った演奏は聴いていて楽しい。。。!

 
7.Low Life and High Heels

 

 アンコール1曲目はカエラ抜きで。「NARKISSOS」からのナンバーでボーカルは加藤。

 ローリング・ストーンズ的ギターリフ&カッティングがかなりイケてる。

 ライヴとは関係ないけどこの曲のタイトルがトラフィックの”ロウ・スパーク・アンド・ハイ・ヒールド・ボーイ”のもじりだって今気づいた。。。

8.タイムマシンにおねがい

 

 カエラと民生が戻ってきてラストナンバーへ。オリジナルは「黒船」に、カエラがボーカルのバージョンは「NARKISSOS」に収録されている。キリンラガービールのCM曲として時代を越えて知られている。

 極めてオリジナルに忠実な演奏だが、高中のギターのアドリブやラストを観客に歌わせるカエラなどやはりライヴという特殊空間の面白さが感じられる。

 

「LIVE In Japan at Kyoritsu Kodo 1975/09/21」
(Official Historical Bootleg)


・加藤和彦(ギター、ボーカル)

・ミカ(ボーカル)
・高中正義(ギター) 
・高橋幸宏(ドラムス)

・今井裕(キーボード)

・後藤次利(ベース) 

 

【Disc3 】

 

 1.Introduction by Akikawa Lisa
 2.Typhoon
 3.Time Machine
 4.Mada-Mada Samba
 5.Funky Mah-jongg
 6.Sumie
 7.Something's creeping
 8.Black Ship Suite
 9.Hi Hi Hi

 CD EXTRA
 「Live Digest at NHK hall/四季頌歌 2007/03/08」

 

 タイトルにもあるようにオリジナルミカ・バンドの日本での最後のライヴが収められたのがDisc3である。”オフィシャル・ブートレッグ”だけあって音質はかなり悪い。オリジナルのライヴを堪能したいのならばラストのイギリスツアーの模様を収めた「ライブ・イン・ロンドン」がオススメ。

 とはいえ、32年前にこれだけカッコイイ演奏をするバンドが日本にいたという記録としての価値は十分あるし、スタジオ盤とは異なるギターカッティングがクールな3(タイムマシンにおねがい)や逆にスタジオ盤を懸命に再現した6(墨絵の国へ)、若さが爆発しまくった演奏が強烈な8(黒船)など聴き所は多い。

 なお、CD EXTRAには今回のライヴのダイジェスト映像が約8分収められている。

 

 

 WOWOWのライヴを事前に観たということもあるが、このアルバムは俺的には非常に出来が良い。

 「NARKISSOS」のナンバーもスタジオ盤よりタイトな演奏になっているものが多くライヴ盤が苦手な方にも楽しめる内容だと思う。

 選曲も「HOT MENU!」の曲こそないものの(小原脱退後のアルバムなのでやむなしか)それまでのベスト的なものとなっておりそのような聴き方もできる。

 オリジナルミカ・バンドのファンもカエラのファンもそしてこれからミカ・バンドを聴いてみようという方にもオススメである。。。!

 

 

 

 どれ、ラストは映像紹介。。。!

 

 

 

●Sadistic Twist

 

 http://www.youtube.com/watch?v=euksqTvczJQ 

 

 「NARKISSOS」収録曲。

 この映像はPVでレコーディング、記者会見、クリップ撮影などをコラージュしたものである。

 曲調と相まってバンドの楽しさがビンビン伝わってくる。。。!

 

 

 

 

 今回はこんなところで。。。

 

 

 ではまた次回^^

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

う ひ ゃ あ 。 。 。 ! !

 

 

 

語感が面白いかな?って思ったんだけど字で見るとヤバイねぇ。。。

 

まぁ、それでもこうしてブログのネタにしちまうわけだが。。。

 

 

 

 

 

フハハハハハハハハハ。。。!!

 

 

 

 

 

 

 

ではまた次回^^

 

 

 

黒猫藝帝からのお題

 

「私のモチベーションの上げ方」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 毎度。。。!

 

 実はここ数ヶ月モチベーションが下がりっ放しのドラだぁ。。。!!

 

 でもさ、

 

 

 ”モチベーション”ってなぁに。。。??

 

 

 調べてみた。

 

 

【モチベーション】

動機付け。「~が上がらない」

やる気を起こさせる内的な心の動き。

 

 

 まぁ、大体思ってた通りだった。。。^-^

 ”やる気を起こさせる心の動き”なわけだから上げ方の理屈そのものは決して難しいことじゃない。

 

 

 目標(良い結果)を設定する。

 ↓

 目標ができたら目標達成までのプロセスを考える。

 ↓

 目標へ向けて一歩を踏み出す。

 ↓

 そのためにモチベーションを上げる。

 

 

 かなり大まかだけれどもこんな感じ。

 

 つまり設定はゴール→スタートと逆の順番で考えていき、実行する時は考えたことを辿るような形にするということ。

 

 何が言いたいかというと「~したい」という目標がないとモチベーションは生まれないんだよね。

  

 だからモチベーションを上げるには目標実現への強い意志&欲求が必要ってわけ。

 

 これだけ。。。

 

 

 でも、こう簡単にいかないところが人間の心の面白いところ。

 

 目標立てたって計画通りにいかないことが多いし、そうこうしているうちにモチベーションは絶対に下がる。

 

 強い意志だって欲求だって持続するのって難しいしね。

 

 モチベーションが下がったらどうするか。。。?

 

 これは俺の全くの独善的な考えだけれども、

 

 

 モチベーションが上がるまで待つ しかないと思うよ。

 

 

 人の心は移ろいやすいしモチベーションの上下の理由だって十人十色。

 

 何よりも育ってきた環境が一人一人違う。

 

 そういう違う環境で生きてきた人に対して「こうすれば誰でも絶対にモチベーションが上がる方法」ってのはないと思うよ。

 

 もちろんモチベーションを上げる参考にはなるけどね。

 

 

 答えは「自分の心の中」にしかない。

 

 それは断言できる。

 

 いつかは上がるよ、絶対に。

 

 遅すぎることも早過ぎるということもないから…

 

 

 

 真面目に記事を書くと大概照れてしまうのでこの辺で幕。。。^-^;;;;;

 

 

 

 

 

 

 

 唐突に映像特集なんかやっちゃおう。。。!

 

 

●ホット・フォー・ティーチャー : ヴァン・ヘイレン

 

 http://www.youtube.com/watch?v=b5t5GukrWOU

 

 スカッとしたいならヴァン・ヘイレンがオススメ。。。!

 アメリカ特有の明るさがサウンドに表れていて痛快。。。!

 特にデヴィッド・リー・ロス在籍時の”馬鹿明るさ”は格別。。。!

 このPVも馬鹿過ぎて理屈抜きで爆笑。。。^-^

 

 

 

 

 さて、ゲーテへのお題。

  

 

 

「1週間外出(外泊)できるとしたらどこへ行きたい?」

 

 

 

でいってみて。。。!

 

 シチュエーションはおまかせで。。。^-^

 

 よろしく。。。!

 

 

 

 ではまた次回^^

 

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